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【海外発!Breaking News】ぬいぐるみが欲しくて何度も盗もうとした野良犬、保護された先でプレゼントされる(米)

TechinsightJapan / 2021年4月5日 5時0分

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このほどアメリカで、路上をさまよっていた犬が保護された。犬はディスカウントストアに度々忍び込んでユニコーンのぬいぐるみを持ち去ろうとしており、保護した職員は「似たようなぬいぐるみのある家族のもとで飼われていたのではないか」とみている。『Inside Edition』『People.com』などが伝えた。

米ノースカロライナ州デュプリン郡にあるディスカウントストア「ダラー・ゼネラル(Dollar General)」で、同店の従業員が同じぬいぐるみを何度も盗もうとしている“犬の万引き犯”に気づいた。

犬は路上で暮らしているようで、客が同店のエントランスドアを開けるのを見計らって忍び込み、一目散におもちゃ売り場へ向かっていくという。

犬のお目当ては紫色のユニコーンのぬいぐるみで、これまでに4~5回ほど店に忍び込んでは同じぬいぐるみを持ち去ろうとしていた。そして同店の従業員が動物管理局に連絡したことによって、デュプリン郡動物管理サービス(Duplin County Animal Services)が犬を保護することになった。

同動物管理サービスのスーパーバイザーであるジョー・ニューバーン氏(Joe Newburn)は、この犬について次のように語った。

「私たちが保護した犬の中で、最も奇妙な行動に思えました。この犬は毎回、同じユニコーンのぬいぐるみがある場所まで向かって行ったそうです。唯一考えられることと言えば、犬は似たようなぬいぐるみのある家族のもとで暮らしていたんではないかということです。」

この犬を保護しに来た動物管理局のサマンサ・レーンさん(Samantha Lane)は店の従業員から状況を聞くと、犬のために10ドル(約1100円)のユニコーンのぬいぐるみをその場で購入した。

犬は雄で1歳ほどとみられ、“シス(Sisu)”と名付けられた。シスは路上生活で寂しい思いをしていたのか、動物管理サービスではプレゼントされたぬいぐるみを肌身離さず手元において、夜は一緒に寄り添って寝ていた。



またシスは迷い犬の届け出がなかったため新しい家族を探すことになり、同動物管理サービスのFacebookにはぬいぐるみと寄り添うシスの写真が投稿された。

するとシスを家族に迎え入れたいという人が殺到し、投稿からわずか数日後にシスの新しい家族が決まったそうだ。シスを見守って来た人たちからはこのような声が届いている。

「感動したわ。犬に対する人間の優しさがパンデミックの悲しみの中で明るい光がさすようだったわ。」
「もう涙が出ちゃった。シスのためにぬいぐるみを買ってくれた優しい職員さんに感謝します。」
「すすり泣いているのは私だけじゃないのね。この犬は捨てられたんじゃないかしら。おそらく最後に家族を目にしたのが、このダラー・ゼネラルだったのかも。」

多くの人がシスに対する職員の対応に感動したようだ。同動物管理サービスにはドッグフードなどの他に、ユニコーンのぬいぐるみが続々と寄付されているという。

画像は『Duplin County Animal Services 2021年3月26日付Facebook「Photo Shoot Yesterday!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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