【海外発!Breaking News】「涙の再会、息子の花嫁が生き別れた実の娘だった」美談に懐疑的な声 児童誘拐を疑う報道も(中国)
TechinsightJapan / 2021年4月13日 5時0分
このほど多くの中国メディアが、最近執り行われた結婚式で新郎の母親が新婦の手のあざを見て20年前に生き別れとなった実の娘だと気付き、感動の再会を果たしたことを伝えた。このドラマのような出来事に中国では多く注目が集まったが、中には「あまりにも出来すぎた話だ」と疑問の声があがっている。
中国・江蘇省蘇州市で現地時間3月31日に若い男女の結婚式が執り行われた。中国メディア『東方網馬來西亞東方日報』によると、新郎の母親は新婦の手に特徴的なあざがあることに気付いた。それは20年前に行方不明になった実の娘のあざにそっくりだったそうだ。
新婦が自分の生き別れとなった娘ではないかと思った新郎の母親は、新婦の両親に思い切って「娘さんは養子ですか?」と尋ねた。すると新婦の両親は「血の繋がっていない娘」と認めたという。
新婦の両親はこのことを誰にも話さず秘密にしていたため、この質問に驚きを隠せなかったようだ。そして「20年前に道端で赤ちゃんを見つけ、そのまま連れて帰って自分たちの娘として育てた。実の娘のように愛情を注いできた」と明かした。
新婦は新郎の母親が自分の実の母親だと知り、嬉しさで感極まりお互いに抱き合って再会を喜んだ。彼女は「常々、実の両親のことを知りたいと思っていた。結婚式を迎えた喜び以上に幸せを感じる」と語ったそうだ。
ここで新郎新婦が「血の繋がった兄妹ではないか」という心配が結婚式の出席者によぎったようだが、新郎の母親は自分の息子について「娘が行方不明になってから必死に探すものの結局見つけることができず、後に養子縁組によって息子を迎えた」と明かした。
新郎新婦が血の繋がった兄妹ではないことが明らかになったことで、結婚式は誰の異議もなく迎えることができたそうだ。
まるでドラマのような話だが、一部の中国ネチズンは「フェイクでは?」と疑問を抱く者もいたようだ。それを裏付けるようかのように中国メディア『百家号』と中国のポータルサイト『網易』では新郎の母親が語った内容を伝えているが、微妙に両メディアの内容が異なっている。
『百家号』によると、“張(チョウ)”と名乗る新郎の母親が「娘が8歳の時、近所に来ていた移動アイスクリーム屋へひとりで買いに行ったきり姿が見えなくなってしまった」と語ったという。また自分の娘だと気付いたきっかけは、あざではなく親族に新婦の幼い頃の写真を見せられて、自分の娘だと気付いたと伝えている。
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