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【海外発!Breaking News】「緑色の嘔吐物に気を付けて!」生後1週間で緊急手術を受けた女児の母が注意喚起(英)

TechinsightJapan / 2021年4月28日 5時0分

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イギリスに住む5児の母親が『Nottingham Post』『Mirror』などのメディアに登場し、小腸の先天奇形である「腸回転異常症」について語った。彼女は生後1週間の娘の嘔吐物が緑色だったことで病院の救急治療室に駆け込んでおり、「迅速な対応が娘の命を救った」と述べている。

英ノッティンガムシャー 、ビーストン・ライランズに住むコレット・カービィさん(Colette Kirby)は昨年9月13日、第5子となるメリーアンちゃん(Mary-Anne)を出産した。

コレットさんは「水中出産だったので、メリーアンは小さなプールの中で生まれました。体重は2891グラムで、病院では何もかもが順調でした。ただ帰宅後は寝てばかりで食欲がなく、生後2日目には便が出なくなりました。助産師には『きっとのんびり屋さんなのよ』と言われましたが、私は『何かがおかしい』と感じていたのです」と当時を振り返る。

そんな嫌な予感が的中し、メリーアンちゃんは誕生から1週間後に激しく嘔吐。嘔吐物には緑の液体が混じっていた。

緑の嘔吐物など見たことがなかったコレットさんは慌てて娘を抱くと、ノッティンガムにある大病院「クイーンズ・メディカルセンター」の救急治療室へと車を走らせた。

コロナ禍の病院ではあったもののスタッフの対応は早く、メリーアンちゃんにはすぐに造影剤を使った検査が行われた。医師らは小腸の先天奇形である「腸回転異常症」を疑っていたのだった。

専門家によると、胎児期には長い腸管をお腹に上手く収めるために小腸と大腸が一度外に飛び出し、そのあと再びお腹に戻ってくるという。そしてこの戻る過程で異常が発生し、腸が正常な位置に移動しないことで「腸回転異常症」を発症する。

「メリーアンちゃんは腸がねじれており、腸への血流が遮断されている可能性が高い。すぐに手術が必要だが、成功は保障できない」とコレットさんは告げられたそうで、「泣きたい気持ちを抑え、夫ピート(40)とただひたすら祈るしかなかった」と当時の気持ちを吐露している。

こうして病院到着から14時間後、メリーアンちゃんの手術が開始された。手術は約5時間半に及んだが、スタッフの迅速な対応がメリーアンちゃんの命を救った。

実はメリーアンちゃんの嘔吐物が緑色だったのは胆汁が混じっていたからで、胎児期に腸管が十分に回転せず、腸の位置に異常があったという。また腸内には大量の便が溜まっており、酷い便秘を起こしていた。

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