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【海外発!Breaking News】「10億分の1の確率」2匹のオレンジ色のロブスターがそろって保護される(英)

TechinsightJapan / 2021年6月1日 6時0分

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まるでお鍋で調理された後のような鮮やかなオレンジ色のカナディアンロブスター2匹が、英レスターシャー州で見つかった。オレンジ色のロブスターは3000万分の1と非常に珍しく、2匹がそろう確率は約10億分の1になるという。『Leicester Mercury』などが伝えている。

英レスターシャー州レスター(Leicester)にあるホールセールクラブ「マクロ(Makro)」の魚売り場で5月下旬、オレンジ色のカナディアンロブスター2匹が売られているのを、仕出し業者のジョセフ・リーさん(Joseph Lee、47)が発見した。

小さな水槽に入れられていたロブスターは1匹約4000円(25.50ポンド)で、ジョセフさんは「遠くから見た時は最初、おもちゃかと思ったんだ。だってロブスターがオレンジ色になるのは調理された後だろう」と述べ、「近づいて改めて見てみたら、2匹が生きているのが分かってね。目を疑ったよ」と当時を振り返る。

ロブスターは通常、カモフラージュしやすいように茶色や灰色をしているが、オレンジ色のロブスターは遺伝子の突然変異で誕生しその確率も3000万分の1と希少だ。

ジョセフさんは「このユニークなロブスターがこのまま売られてしまうのは忍びない」と店のマネージャーを説得、2匹はバーミンガムにある水族館「ナショナル・シーライフセンター」に寄贈されることが決まった。



こうして5月29日、2匹は売り場の水槽から水族館に無事引っ越し、ジョセフさんは「2匹がそろう確率は10億分の1だからね。それがお皿に載せられて誰かのディナーになってしまうなんてあり得ないよ」と笑うと、店のマネージャーや水族館の協力に感謝した。



2匹は健康チェックと3週間の検疫後に展示されることが決まっており、同水族館のキュレーターであるスコット・ブラッカーさん(Scott Blacker)は「人を惹きつける、非常に珍しいオレンジ色のロブスターが2匹もそろうなんて、本当に特別なことだよ」と興奮気味に語っている。

ただ偶然は続くもので、英北西部ブラックプールのシーライフセンターにも昨年10月、ランカシャー州の海岸沿いの町で見つかったオレンジ色のロブスターが寄贈されたという。

ちなみに2019年には、米メイン州で5千万匹に1匹という左右の色が違うロブスターが捕獲された。また今年4月には、イギリス南西部の沿岸で、漁師が200万匹に1匹という鮮やかな青色のロブスターを発見して話題になった。

画像は『The Sun 2021年5月26日付「CLAWS SHAVE Lobsters saved from the cooking pot when eagle-eyed shopper realises they’re among world’s rarest」(Credit: SWNS)』『Leicester Mercury 2021年5月29日付「Rare orange lobsters given home in Birmingham Sea Life Centre」(Image: Sea Life Birmingham)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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