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【海外発!Breaking News】デルタ航空でハイジャック 1人の客室乗務員が犯人を取り押さえる(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年6月6日 11時7分

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このほどフライト中のデルタ航空機内で、乗客の1人がコックピットに押し入ろうとしたが未遂に終わったというニュースがアメリカより届いた。このハイジャック犯を客室乗務員と乗客が協力して取り押さえ、最悪の事態を免れたという。同機は近くの空港に緊急着陸し、客室乗務員によって拘束された犯人の身柄を警察に引き渡したと『USA TODAY』などが伝えた。

事件は今月4日、米ロサンゼルスからナッシュビルに向けて出発した386便の機内で発生した。報道によると、同機に搭乗していた乗客の1人がハイジャックを決行するため、コックピットに侵入しようとしたという。

最悪の事態も想定されたこの状況に、乗客や客室乗務員も手に汗を握ったが、1人の勇敢な男性客室乗務員によってハイジャック犯を捕らえることに成功した。

当時の様子を収めた動画は、Twitterでシェアされると瞬く間に拡散された。動画には多くの乗客が見守る中で、犯人を座席に押さえつける客室乗務員の姿が映っている。

この客室乗務員は、犯人の両手を背中で組ませて拘束したという。別の動画には、座席に突っ伏した状態で両手首を黄色い結束バンドのようなもので縛られている犯人の姿があった。



同機に搭乗していたジェシカ・ロバートソンさん(Jessica Robertson)は、客室乗務員と複数の乗客が協力して犯人を取り押さえている様子をカメラに収めていた。ジェシカさんは「犯人の男は『飛行機を止めろ!』と叫びながらコックピットに押し入ろうとしていました」と当時の状況を明かした。



この事件を受け、同機は近くにあったニューメキシコ州のアルバカーキ国際空港に緊急着陸した。同空港の広報担当者であるステファニー・キッツさん(Stephanie Kitts)は「着陸後に犯人の身柄は警察に引き渡され、その後FBIが捜査を引き継いでいます」と述べているが、今のところ犯人の名前などは公表されていない。

またデルタ航空は「騒ぎを起こした乗客を協力して取り押さえてくださった386便のクルーと乗客の皆様に感謝を申し上げます。同機は無事に着陸し、男は警察に引き渡されました。お客様にはご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます」とコメントを発表した。

これらの動画を見た人々からは「このスタッフは素晴らしい職務を果たしたね」「デルタ航空ではなく、この客室乗務員の男性を称賛するべきだよ」「このスタッフには頭が上がらないね」など、名前の明かされていない客室乗務員の対応に絶賛の声が寄せられた。

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