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【海外発!Breaking News】17歳少年の顎から82本の歯を摘出 「5年間で顔の輪郭が変形」(印)

TechinsightJapan / 2021年7月14日 21時0分

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親知らず4本を含めて全部で32本といわれる永久歯だが、このたびインドのビハール州に暮らす17歳少年の顎から、82本の小さな歯(正式には歯の組織)が摘出された。『Bharat Times』『LADbible』などが伝えている。

印ビハール州在住のニティーシュ・クマールさん(Nitish Kumar、17)の両顎から今月7日、82本の歯の組織が摘出された。

二ティーシュさんは5年ほど前から顎が腫れ始め、デリー、コルカタ、バラナシなどの大都市の病院を訪ねたものの適切な治療が行われることはなかった。そこでビハール州パトナーにある「インディラ・ガンジー・インスティテュート・オブ・メディカル・サイエンシズ(Indira Gandhi Institute of Medical Sciences、以下IGIMS)」の医師に相談したところ、「複雑性歯牙腫」であることが判明した。

歯牙腫とは歯の芽となる歯胚が形成される時に異常があり、組織が正常に形づくられなかった状態のことで、腫瘍の中に歯の組織を含んでいる。ニティーシュさんの場合、両顎下内部にできた腫瘍の中に多数の歯の組織が形成されており、これが手術で摘出された。



ニティーシュさんを最初に診察した医師は、当時の様子について「両顎は大きく腫れあがり、顔の輪郭が変形していました。口の開閉にも痛みを感じ、食事を摂ることも困難だったようです」と述べており、摘出手術を担当した顎顔面外科医は術後2日目のインタビューでこう明かした。

「歯の組織を含んだ塊は、普通の歯が成長するように時間とともに大きくなったのでしょう。手術には約3時間を要し、摘出には慎重を期しました。ただ術後の経過は順調で顎の腫れも引いています。手術は成功で、退院するのも時間の問題と言えるでしょう。」

またIGIMSの病院長であるマニッシュ・マンダール医師(Dr. Manish Mandal)は「ニティーシュさんは長年適切な治療を受けていなかったことから、症状が悪化してしまったのでしょう」と話しており、82本もの歯の組織が摘出されたことに驚きを隠せない様子だった。



ちなみに2019年にはインドで、7歳の複雑性歯牙腫の男児から526本もの歯(の組織)が摘出されていた。医師はそれらを「まるで牡蠣の中にある真珠のようだ」と表現しており、世界記録かと話題になった。

画像は『LADbible 2021年7月12日付「Teenager With Rare Tumour Has 82 Teeth Removed From Jaw In Three-Hour Operation」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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