【エンタがビタミン♪】小山田圭吾のいじめ問題 「ネット世論をナメ過ぎている」と能町みね子が指摘
TechinsightJapan / 2021年7月18日 14時54分
コラムニストの能町みね子が、17日放送のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)に出演。東京オリンピック開会式の楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾が、小中高生時代に障がいのある同級生らに対していじめを繰り返していたことについて言及した。彼の名前を検索すればすぐに出てくるいじめ問題だが、「たいしたものじゃないだろう」と関係者はナメていたのではないか―と能町は推測している。
東京2020組織委員会は7月14日、東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式4式典の共通コンセプトとオリンピックの開閉会式の式典コンセプトを発表した。あわせて開会式、閉会式のプロデュースチームとクリエーティブチームの一部メンバーについても公表され、クリエーティブチームには劇作家・演出家の小林賢太郎やミュージシャンの小山田圭吾らが名を連ねている。
23日の開会式目前での発表に「今さら発表されて。当然、ずいぶんと前から決まっていたでしょうに」との疑問は、能町みね子だけではないだろう。今年になってもオリンピックの開催を反対する声はおさまらず、開催が決定しても盛り上がりを見せない風潮に“一発逆転を狙ったのではないか”というのが、彼女の見方だ。組織委員会から発表があった直後に小山田の過去のいじめについての発言が掘り起こされたわけだが、近しい関係者はそれを知っていたはずで「ネットのこんなちょっとしたボヤなんて、このクリエイター大集団のところにはこんな問題はきっと出てこないだろう」と高を括り、「絶対にこの盛り上がりは、素晴らしいものになる」とネット世論をなめていたのだろうというのが能町の持論である。
確かに40、50代にとって彼らは“大物”ではあるが、今の若者には小山田の名を聞いてもピンと来ず、すぐネットで彼の経歴を調べた人も多かったはずだ。フリッパーズ・ギターもコーネリアスも知らない世代がそこで真っ先に目にするのは、彼自身が語る壮絶ないじめの数々だ。ナイツの塙宣之が「内容もひどいというか…衝撃。しかも、それを自分でしゃべっているインタビューだからね」と言うと、能町も「(笑)みたいな感じで語ってしまっているインタビュー。あれは相当、内容的には全く擁護できない」と断言。このいじめ問題を「たぶんたいしたことはないでしょう。盛り上がるでしょう」っていうことでパンと出してきた鈍感さに、恥ずかしさみたいなものも感じていると話していた。
小山田は16日、コーネリアスの公式サイトで「私の関与により、開会式へ不快な印象を与えてしまうことを心から申し訳なく思います」と謝罪し、当時「反省することなく語っていたことは事実であり、非難されることは当然」と認めた。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は17日、「小山田さんが謝罪をされて、私どもも十分理解しました。彼は今、現時点において十分謝罪をして、反省をして、倫理観を持って行動したいと言っておられます」とし、小山田圭吾の留任を明言している。
画像は『TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」 2021年7月17日付Instagram「今日の常連さんは #能町みね子 さん!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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