1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】置き去りにした飼い主の車を必死に追う犬、新しい家族のもとで幸せに(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年7月31日 21時50分

写真

家族として迎え入れたペットを、身勝手な飼い主が捨ててしまう事態が世界中で後を絶たない。このほどアメリカで道路に犬を捨てる心無い飼い主の動画がSNSで拡散し、走り去る飼い主の車を必死に追う犬の姿が人々の涙を誘った。『New York Post』『El Paso Times』などが伝えている。

米テキサス州エルパソ郡ホライゾンシティの道路脇に、犬を捨てたことで現地時間24日にルイス・アントニオ・カンポス(Luis Antonio Campos、68)が逮捕された。ルイスは今月21日、飼っていたシベリアン・ハスキーを路上に置き去りにしたことで動物虐待の罪で起訴されていた。

ルイスの悪行は、近くで子犬を保護していた地元の動物保護団体のスタッフであるジョイ・ドミンゲスさん(Joy Dominguez)が動画におさめていた。そこには車から降ろされたシベリアン・ハスキーが、リードを取り外す10代と見られる男性の顔を自分が捨てられるとも知らず無邪気に見上げている様子が捉えられている。



男性が車に乗り込むと、無情にも運転席にいたルイスはそのまま車を走らせてシベリアン・ハスキーを置き去りにした。シベリアン・ハスキーは走り去る車の後を必死に追いかけたが、その距離は広がるばかりだった。ジョイさんは犬を保護し、すぐにエルパソ郡保安官事務所に通報した。

ジョイさんの動画は同僚スタッフによってSNSに投稿され瞬く間に拡散し、多くの涙と怒りを巻き起こした。幸いにも24日に同保安官事務所によって飼い主であるルイスが逮捕され、保釈金5000ドル(約55万円)の設定でエルパソ郡拘置所に拘留された。

ちなみに動物福祉局によると同郡ではペットの遺棄は軽犯罪にあたり、最長1年の収監または4000ドル(約44万円)の罰金が科せられるとのことだ。この事件を知った人たちからはルイスに対して怒りの声があがり、地元テレビ局のインタビューに応じた男性は次のように述べている。

「ルームミラー越しに追いかけてくる犬が見えるのに、どうやったらあの人たちはそのまま置き去りにできるのか。同じ人間として理解ができない。」



一方で救助されたシベリアン・ハスキーは動物保護団体「Huckleberry Hound Dog Rescue」に引き取られ、“ナヌーク(Nanook)”と名付けられた。そしてナヌークのことが話題になると、地元に住むクラップサドルさん(Clappsaddle)が自治体に連絡しナヌークを家族として迎え入れた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください