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【海外発!Breaking News】配達ドローンがカラスに襲われサービス停止 「ターミネーターだと思っているのでは」(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年10月2日 6時0分

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2019年よりオーストラリアの首都キャンベラでサービスを開始したデリバリードローンは、空からコーヒーや薬などを届けて活躍している。しかし最近、カラスがドローンを巣を襲う敵と勘違いして襲撃してしまうケースが多発しており、一部の地域においてサービスを一時停止せざるを得ない状況に陥っているという。『Business Insider』などが伝えた。

ドローンを使った貨物輸送技術開発を行う会社「Wing」は、2019年に豪首都キャンベラにてドローンによるデリバリーサービスを開始。コーヒーや薬、オフィス用品など様々なものを運び多くの人に利用されてきた。

Wing社の地域担当責任者であるジェシー・サスキン氏(Jesse Suskin)によると、パンデミックの影響で配達需要が急増したとのこと。今までの約4倍の配送を行っており順調に活躍を続けていたデリバリードローンだったが、近頃はカラスに襲われる報告が続出しているという。

カラスによる襲撃の瞬間を、毎朝ドローンのデリバリーサービスを利用してコーヒーを注文しているというベン・ロバーツさん(Ben Roberts)が動画で捉えていた。

動画には遥か高く飛ぶドローンが映っており、目的地に近づいて徐々に高度を落としている。ところがその直後、1羽のカラスが画面左側より飛んできてドローンの尾翼を突くようにして攻撃を始めた。

カラスは足で器用に尾翼を掴み、口ばしで執拗に突いている。ドローンはふらふらとしながらもバランスを保っており、カラスが飛び去るとコーヒーが入っているとみられる荷物を、ロープを伸ばして降下させて地面においた。

同社広報担当者によると、動画に映っていたこのドローンはカラスの襲撃に遭いながらも配達を完了させ、しっかりと戻るべき場所に帰ってきたという。Wing社のドローンは「今回のような事態が発生しても安全に運用できるよう、複数の冗長性を確保している」とのことだ。

ベンさんは「カラスたちがドローンを落下させてしまうのは、時間の問題だと思います。カラスはドローンのことを、ターミネーターか何かだと思っているのかもしれないですね」と話している。

この時期のカラスは巣作りに励んでいるといい、ベンさんが話すようにカラスはドローンが巣を襲う敵と勘違いしたと考えられている。同社はカラスの襲撃報告を受け、鳥類の専門家によるカラスの行動調査を行ったうえでサービスエリアの鳥類への影響を最小限に抑えたいと述べ、キャンベラ郊外ハリソンでの配達を一時停止すると発表した。

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