【エンタがビタミン♪】大黒摩季、圧巻熱唱「流した血が音楽になりファンの笑顔になるなら。私の苦しみも捨てたものじゃない」
TechinsightJapan / 2021年11月5日 13時57分
5日公開の映画『リスペクト』公開記念イベントが4日に都内にて開催され、シンガーソングライターの大黒摩季とお笑いコンビ・ガンバレルーヤ(よしこ・まひる)が登場した。“ソウルの女王”アレサ・フランクリンの人生を描いた同作だが、アレサを敬愛してやまない大黒がアレサの名曲を熱唱すると、大黒が大好きなよしこは「鳥肌が立った」と感激しきりだった。
アレサ・フランクリンと言えば、米国はもとより世界的に知られるソウル歌手だ。ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位に選ばれたこともあり、「ソウルの女王」の異名も持つ。同作でそのアレサを演じるのは、歌手としてグラミー賞を、そして映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞しているジェニファー・ハドソンで、今回の映画化にあたりアレサ本人が生前にジェニファーを指名したというからその実力はお墨付きだろう。
イベントには「アレサに出会ってなかったら大黒はなかった」と語るほどにアレサ・フランクリンの大ファンという大黒摩季が「ジェニファー・ハドソンさんの前座の大黒摩季です」とユーモア交じりにシルバーに輝くミニドレス姿で登場し、映画タイトルにもなっているアレサの名曲『Respect』を生歌唱した。それをアレサを演じるジェニファーに扮したガンバレルーヤが大黒と同じ振り付けのダンスで盛り上げた。ちなみに大黒はこの『Respect』のカバーを『Respect dedicated to Aretha Franklin』として自身のアルバム『MUSIC MUSCLE』(2018年)に収録している。
この圧巻のパフォーマンスによしこは「鳥肌が立ちました」と感動して、「子供の頃から大黒摩季さんをカラオケでカバーさせていただいていたんですけど、本当に大好きで、親友とカラオケに行くと絶対に大黒摩季さんの歌を歌っていたので、生で聴けてめちゃくちゃ嬉しかったです」と大興奮だ。これに大黒は「一回歌って頂けると4円入るので、食べさせていただきありがとうございます。これからも是非是非歌っていただければ」とまさかの印税ジョークで応じた。よしこは「大黒摩季さんの熱い曲から勇気ももらってきた。『熱くなれ』は部屋に歌詞を書いて飾っていたくらい。吉本坂46にも『あなただけを見つめている』を歌って合格しました」と大黒摩季愛を熱弁していた。
また恋多き女性でもあったアレサにちなんで、自身の恋愛について聞かれて「離婚したことが一大インパクト!」とぶっちゃけた大黒。活動休止中の子宮疾患治療を経て2016年に活動再開したが、2019年4月に離婚が成立していたことを同年12月に明かしている。「自分のハートから流した血が音楽になってファンの方が笑顔になるなら、シンガーソングライター冥利に尽きる。私の苦しみも捨てたものじゃないと思えるので、たくさん恋愛していただいた過去の男たちに感謝」とサバサバとコメントした。そして本編中、どん底に落ちたアレサが歌で救われていくシーンに重ね、落ち込んだ時の回復方法について聞かれた大黒は「音楽を聞けば心が動くし、目線も変わる。目線が変わって歩く一歩が変われば未来は変わる。音楽に救われ、音楽に答えを得てきた。音楽がいつもどん底から私を拾ってくれた」と振り返った。大黒は自分の辛い経験も音楽の糧にして、またそれを癒やすのも音楽。根からのミュージシャンのようだ。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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