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【海外発!Breaking News】脳腫瘍の手術翌日にオンラインで読み聞かせ 小学校教師「みんなを安心させたかった」(米)

TechinsightJapan / 2021年11月11日 15時56分

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脳腫瘍の摘出手術を受けたアメリカ在住の小学校教師が、手術の翌日にオンラインで児童たちの前に姿を見せた。「強く、勇敢に」をモットーに17年間教壇に立ってきたこの女性教師は、心配してくれる児童たちに物語を読んで聞かせたという。『The Mirror』『Metro』などが伝えている。

米ペンシルバベニア州ピッツバーグ在住で小学校教師のキャサリン・メウチさん(Katherine Meucci、39)は10月13日、脳腫瘍の摘出手術を受けた。

そして翌14日、手術について心配していた児童たちに一刻も早く元気な姿を見せたかったというキャサリンさんは、病院のベッドからFacebookライブで物語を読んで聞かせたという。

「脳腫瘍が進行していることが分かって、医師からは『良性の可能性が高い』と言われましたが、なるべく早く手術を受けることにしたんです。でもそのことで授業を中断させてはいけないと思って、できるだけ早くクラスに戻ると決意したのです。」

そのように明かすキャサリンさんは、ベンジャミン・フランクリン小学校(Benjamin Franklin Elementary School)で教鞭をとって7年になる。また2年前にFacebookのクローズドグループ(会員制グループ)「Franklin Bedtime Stories」を立ち上げており、毎週木曜日の夜8時に児童や教師が他のメンバーにベッドタイムストーリーを読むという取り組みを行っていた。

手術が終わって24時間も経っていないこの日、キャサリンさんは4年生(Year5)の児童らに向けてリサ・グラフ著(Lisa Graf)『Mr. Walker Steps Out』という本を読んで聞かせたのだ。

手術の影響で目が腫れ上がっていたキャサリンさんは、ライブ中に自分の姿についてこう語っていた。

「ちょっと見た目が変だけどごめんなさいね。脳腫瘍を摘出するために頭を切り開いたので、右目の周りが黒くなっているの。あなたたちは私の友人であり、学校のみんなにとっても大切な存在です。あなたたちはとても愛されているのよ。私は今、こんな見た目だけど大丈夫ということをみんなに知ってほしかったの。なるべく早く学校に戻るから安心してください。」

17年前に教職に就いて以来、「強く、勇敢に」をモットーにしているキャサリンさんは、その言葉を忠実に守っていることを児童たちに示したかったそうだ。

なお医師によると、今回の手術で腫瘍全体を取り除くことができ、キャサリンさんは近いうちに教室に戻ることができるという。

画像は『Metro 2021年11月8日付「Dedicated teacher returns to her class through video call just one day after brain tumour operation」(Picture: Katherine Meucci / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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