1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】飼い犬に襲われた4歳息子を守った母親、両腕を噛みちぎられ8日後に死亡(米)

TechinsightJapan / 2021年12月24日 6時0分

写真

またピットブルによる悲劇が起きてしまった。米ウィスコンシン州で飼い犬のピットブルが4歳男児を襲い、助けようとした母親が致命傷を負い亡くなった。『Daily Herald Media』などが伝えた。

米ウィスコンシン州ショーノー郡ボウラーで今月8日、2児の母ヘザー・ピンゲルさん(Heather Pingel、35)が自宅で飼い犬のピットブルに襲われた4歳の息子ダミアン君(Damian)を救おうとして両腕を噛みちぎられ、16日に病院で息を引き取った。

ヘザーさんの姉妹シャノンさん(Shannon)によると、事故当時ダミアン君の姉は学校で、ダミアン君の父シェーン・ベルナルデさん(Shane Bernarde)は兄弟の家にいて留守だった。

シェーンさんが午後になって帰宅すると、ヘザーさんがバスルームで倒れてぐったりしており「両腕を失ってしまった。このままでは死んでしまう」と話したという。

ヘザーさんがどのくらいの間倒れていたのかは分かっていないが、シェーンさんは「帰宅時にバスルームのドアは閉まっていた」と明かし、当時の様子をこのように語った。

「ヘザーは『ダミアンが階段から落ちた。でもどこにいるのかは分からない』と言ってね。それで息子を探しに行って戻ると、ピットブルがまたヘザーを襲っていたんだ。」

慌てたシェーンさんは狂暴化したピットブルを庭に引きずり出して射殺、自身も襲われて軽傷を負った。警察が到着したのは午後3時少し前で、ヘザーさんはすでに話をすることも、上手く呼吸をすることもできなくなっていた。

ダミアン君は当時、ダイニングルームの椅子に脚から血を流して座っていたそうで、搬送先の病院で脚を70針縫ったものの、すでに退院している。一方のヘザーさんは両腕を切断せざるを得ず、肺の損傷と腎不全により事故から8日後に亡くなった。

ショーノー郡保安官事務所によると、ピットブルはオスで6年以上前にも人を攻撃したことがあったが、ヘザーさんは「シェルターに連れて行くと殺されてしまうから」とそのまま飼い続けたという。

ヘザーさんが亡くなってしまい事故の真相は分からないままだが、シャノンさんはこう推測している。

「あのピットブルは大きな音に対して非常に神経質だったの。考えられるのは、ダミアンが階段から落ちて泣いたのではということ。また転落した際に、犬を蹴り上げてしまった可能性もあるわ。それでピットブルがダミアンの脚に噛みつき、それを見たヘザーが息子を救うためにできる限りのことをしたのではないかしら。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください