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【海外発!Breaking News】飛行中の小型飛行機に“バードストライク” プロペラの破片が機体を突き破る(南ア)

TechinsightJapan / 2022年1月10日 5時0分

写真

今月3日、南アフリカ国内を飛行中だった小型飛行機のプロペラに鳥が衝突したというニュースが届いた。この影響で、壊れたプロペラの破片が機体の壁を突き破って機内に散らばった。幸いにも破片が貫通した部分に乗客は座っておらず、客室乗務員を含めてケガ人は出ていないという。『Simple Flying』などが伝えている。

事故があったのは南アフリカの航空会社「エアリンク」が運航する“ジェットストリームJS-41”という小型のプロペラ機で、この機体のエンジン部付近にはプロペラが装着されている。

同機は今月3日、ヨハネスブルグ国際空港からヴェネティア鉱山空港へ向けて飛行している最中に、右側のプロペラに鳥が衝突するバードストライクが発生した。相当な勢いでぶつかってしまったようで、5本あったプロペラの羽根のうち1本が折れてしまい、その破片が機体を突き破ってしまった。

衝突当時はヴェネティア鉱山空港に着陸直前だったといい、衝突を受けた直後に同空港に無事に着陸している。奇跡的に破片が突き刺さった部分には乗客がおらず、客室乗務員も含めてけが人はいなかったとエアリンクは公表した。

着陸後に撮影された写真には窓が粉々に砕け散った様子や、プロペラの羽根や機体の破片が床に散らばった惨状が写っていた。また機内の内側の壁にえぐれたような大きな傷が残っており、プロペラの羽根が激しく貫通したことが分かる。これらの状況から、鳥とぶつかって折れたプロペラの羽根が機体の壁を突き破り、反対側の窓ガラスに衝突したものとみられている。



上空を飛ぶ鳥と飛行機が衝突してしまうバードストライクは日本でも発生しており、国土交通省のデータによると2019年に1577件が確認されている。また2009年に飛行機が米ハドソン川に不時着した事故で、その原因はエンジンに鳥を吸い込んでしまったことによるバードストライクだと言われている。

対策としては鳥が嫌がる音や超音波、赤外線、発砲音などを発して追い払うことが挙げられるが、鳥は順応性が高いため危険がないと判断してしまうと次第に効果がなくなるという。



今回のニュースを見た人からは「恐ろしいな」「飛行機に乗る時はいつもこれを想像しちゃうよ」「これだからプロペラの近くの席には座るべきじゃないんだ」「機体に描かれていた鳥のマークに誘われたのかな」「プロペラ近くの機体の壁は強化されているはずなんだけど…」「もし乗客がいたら膝から下が無くなっていただろうね」など驚きや恐怖の声があがっている。



なお飛行中の恐ろしい飛行機トラブルは過去にも発生しており、上空で燃え盛る飛行機のエンジンの様子を捉えた動画は大きな話題を呼んでいた。

画像は『Simple Flying 2022年1月4日付「South Africa Bird Strike Breaks Propeller Shattering Plane Window」(Photo: Airlink)』『The Sun US 2022年1月5日付「WHAT THE FLOCK Plane horror as propeller smashes through WINDOW after hitting bird leaving passengers terrified」(Credit: Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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