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【エンタがビタミン♪】鉄拳“泣かせるパラパラ漫画”の根源は家族、幼少期にあり。父への感謝なく「本当に無知だった」。<インタビュー>

TechinsightJapan / 2014年9月22日 20時55分

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白塗りの顔に黒で縁取った目に口、黒と赤のマント。おなじみの姿で現れたのは漫画家であり芸人の鉄拳だ。その鉄拳がふたたび、私たちを泣かせる感動作を世に送り出した。眼の奥から優しさが溢れ出る鉄拳に、新作DVD『鉄拳 パラパラ漫画作品集第二集』の収録作品「家族のはなし」と「AKB48 So long!」について話を聞いた。

<家族のはなし/信濃毎日新聞140周年>
「信濃毎日新聞」の創刊140周年記念として発表した本作は、りんご農園を営む親が何度か人生でつまずく息子の成長を陰から温かく見守り応援する姿を総コマ数1918コマで印刷機で表現したもの。「家族は面倒くさい幸せ」というフレーズが最後に映し出されるのも印象的だ。



■お笑い嫌いの父も陰から応援。
──親の気持ち、子供の気持ち、どちらも胸の奥にグッとくるものがあった「家族のはなし」ですが、鉄拳さん自身も家族に対して“家族は面倒くさい幸せ”だと感じられるところはありますか?
鉄拳:あります。上京した時に芸人を始めて芸人をやっていることは親には言っていなかったんです。親父がお笑い嫌いなんですよ。だから言えなくて芸人をやっていることは6年くらいずっと内緒にしていたんです。

──鉄拳さんがテレビに出演されていたのはご存知なかったのでしょうか?
鉄拳:親父はお相撲とプロ野球とたまに時代劇しか観ないので(笑)。(自分が)バンバンテレビに出ているのは知らなかったはずなんですけど、人づてに「お宅の息子さんテレビに出ているよ」って聞いたのでしょうね。「鉄拳をばらしに行こう」というテレビの企画で親父の所でネタをやって「実は息子でした」と明かした時に、親父が「あー知ってるよ」って。結局全て知っていたんです。

──物語の最後の場面と同じですね。鉄拳さんはお父様が知っていることはご存知なかったんですよね?
鉄拳:(自分が鉄拳として活躍していることを)親父が知っているとは思っていなかったです。実家にたまに帰っても、芸人をやっている話もせず、親父からも話をフラれなかったです。親父から電話がきても(忙しくて)折り返すこともできなかったし、リンゴが送られてきても感謝なんて全然しなかった。本当に無知でした。

──お父様は陰で応援されていたのですね。
鉄拳:はい。そこから仲良くなりました。それまではそんなに話もしていなかったのですが。普通に話すようになってからはよく喋るようになりましたね。僕の番組はちゃんとチェックしてよく観ていたらしいです。

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