【エンタがビタミン♪】松任谷由実の結婚式の定番曲は、実は“大事な人を失った人”にも。「死があるから、今を大切に」

TechinsightJapan / 2014年9月15日 21時35分

「いつかは別れる」「いつかは恋が終わる」。ユーミンこと松任谷由実の歌にはあの結婚式の定番曲となっている『ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU』でさえ、歌詞の根底には“別れ”の情景が流れている。昨年愛する夫と死別した女優の鈴木杏樹にとってもユーミンの歌は、格別の思いがこみ上げるものとなっているようだ。

鈴木杏樹が司会を務めるフジテレビ系『MUSIC FAIR』へ10年くらい前にユーミンが出演したことがきっかけで、プライベートでも行き来する間柄になったという2人。その鈴木が金曜メインパーソナリティーを務める9月12日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)で、来月から新しい舞台に挑戦するユーミンを直撃インタビュー。女性が共感する歌詞を作り続けられる秘訣を探った。

10月8日から始まるユーミンと帝劇のコラボレーション公演第二弾『あなたがいたから私がいた』は、歌と芝居をミックスさせた舞台。芝居と芝居の間にユーミンが自身の楽曲を歌うという、今までにない新しい試みである。デビュー40周年を迎えた一昨年、第一弾として上演された舞台を観た鈴木。幸せなカップルのための曲だと思っていた『ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU』が、劇中で男性が交通事故に遭い生死をさまよっている場面で歌われ、意外だったと話す。

「こんなこと言ったら、杏樹さん泣いちゃうかもしれないけど」と前置きしながら、ユーミンは言葉を続ける。この場面で『ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU』を選んだのは「“死”というものがあるから、今を大切にしよう」、「たとえ別れることになっても、出会った人と貴重な時間を過ごしたこと(に意味がある)」というメッセージが込められていたのだ。

ユーミンはどんな曲でも聞き手にイメージを膨らませてもらうため、感情はできるだけ言葉で表現しないようにしていると語る。“愛している”と言葉にしなくてもそういう気持ちにたどり着くように、ディテールを大事にした歌詞を作り上げる。作詞の参考にと失恋の話を聞く時は当人の気持ちには全く興味が無く、「どんな方法で別れを告げられたのか」「会った場所はどこで何を飲んでいたのか」等々を詳しく教えてもらうのだ。

ユーミンの曲が女性から圧倒的な支持を得たのは、どの曲も共感できる歌詞だったからこそ。それは彼女の生まれ持った才能に加えて、こうした丹念な取材の積み重ねの賜物である。だが「ラブソングのカリスマ」も今年で60歳。“好奇心”を常に持ち、“健康”に気を配ることが大切―だと話す松任谷由実は、昔と変わらず華やかなオーラを放っていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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