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【エンタがビタミン♪】長澤まさみ、初の三谷幸喜作品。先輩・斉藤由貴と“オンナ同士のバトル”。

TechinsightJapan / 2014年11月1日 13時30分

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俳優なら一度はこの人の脚本の舞台に立ち演技をしたいと思うのだろう。脚本家・三谷幸喜が新作を書き下ろし、初日開幕前に会見が行われた。今回三谷がラブコールを送った女優は長澤まさみと斉藤由貴の2人。事務所の先輩後輩の仲だという斉藤と長澤は独特なキャラクターを持ち合わせた個性豊かな女優だ。そんな2人の芝居はどんなものになるのか? また三谷作品初出演となる長澤はどんな演技で観客を魅了するのか?

10月31日、東京・渋谷パルコ劇場にてパルコ・プロデュース公演『紫式部ダイアリー』初日開幕直前会見&公開ゲネプロが行われ長澤まさみ、斉藤由貴、三谷幸喜が登壇した。三谷幸喜が初めて「オンナ」同士のバトルを描く本作は自らの「作家」を題材に選び、平安時代の作家、紫式部と清少納言の“女としての人生を賭けたプライド”がぶつかり合う舞台が繰り広げられる。



紫式部には長澤まさみ、清少納言には斉藤由貴の個性派実力女優が顔を合わせる。「いつか長澤と一緒に舞台をやりたいと思っていた」という三谷がラブコールを送り実現した本作。長澤の相手役はベテランの人がいいと思っていたところ、斉藤と音楽番組で久しぶりに一緒になり、そのとき斉藤の「卒業」を聴いてしびれまくり鳥肌が立ち、「この人はちゃんと生きてきたんだ、長澤さんの相手はこの人しかないと思った」と明かした。パンクなわりにピュアな心の持ち主だと長澤を語り、屈折した女優で日本一のコメディエンヌと斉藤を表現した三谷。「この2人にあてて台本を書いた。この2人じゃないと成立しない」と言うから作品と出演する長澤、斉藤への思い入れは相当なものだ。



三谷について長澤は「すごく丁寧で嫌になるくらい細かかった。ノリではなくその人の気持ち、感情の流れを細やかに演出してくれて、すごく勉強になった」と演出の素晴らしさを語った。一方、三谷作品は20年ぶりの斉藤は「ハードルが高くワクワクする。三谷作品に出るというのはかけがえのない経験ができる」と長澤同様、三谷の素晴らしさを語った。

「一番自分を投影している作品」という三谷の新作。長澤と斉藤のキャラクターをどのように生かし演出されているのか、楽しみな舞台である。

書くこと。それは自分との戦いか、それともライバルとの戦いか―。
パルコ劇場11月公演 三谷幸喜新作書下ろし
『紫式部ダイアリー』[作・演出]三谷幸喜 [出演]長澤まさみ、斉藤由貴
11月1日(土)からパルコ劇場を皮切りに全国で公演される。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

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