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「ウレタンマスク」に冷たい扱い マスクコーナーの隅や店の外に追いやられ

J-CASTトレンド / 2021年5月6日 20時31分

ウレタンマスク、今も付けていますか

ウレタンマスクの効果がたびたび疑問視される。スーパーコンピューター「富岳」を使った実験(2020年10月発表)によると、不織布マスクでは人が吐き出す飛沫の量を20%に抑えられる一方、ウレタンマスクでは50%しかカットできないという。

2020年は不織布マスクが一時品不足となり、ウレタンマスクが重宝された。今でもスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアの棚に、たくさん並んでいるのだろうか。

尾身会長「不織布マスク着用して」

新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2021年5月2日放送の「NHKスペシャル」で、ウレタンマスクよりも不織布マスクのほうが感染防止効果ありと説明。「できれば(不織布マスクを)着用していただければと思います」と呼びかけた。

ますます分が悪いウレタンマスク。身近な場所での販売状況を探ろうと、記者はまず東京都中野区にあるスーパーに足を運んだ。日用品コーナーには、不織布マスクのみ。店員にウレタンマスクがないか聞くと、エスカレーター裏のマスク売り場に案内された。

棚の上部には、「ポリエステル95%、ポリウレタン5%」のマスクが4色販売されていた。ウレタンマスクは見当たらなかった。一方で、不織布マスクは合計で12種類ほど販売されていた。近隣のドラッグストアでは、ウレタン製のマスクがマスクコーナーの棚の端に4種類置かれていた。

新宿区のドラッグストア。ウレタンマスクは店舗の外の棚にのみ存在し、6種類確認できた。不織布マスクは店内で約10種類販売されていた。同区内の他店でも、ウレタンマスクは店外のみで、棚の上部に4種類並んでいた。スーパーマーケットも1店見たが、こちらでは不織布マスクのみだった。

棚の下、しゃがまないと手に取れない

川崎市中原区にあるコンビニのマスク売り場では、不織布マスクとともにウレタンマスクが販売されていた。ただしウレタン製は棚の右下と、しゃがまないと手に取れない目立たない位置の陳列だ。近くのスーパーでは、入口からやや見えづらい位置にマスクコーナーが。不織布製品のほかにポリエステル95%、ポリウレタン5%のマスクが置かれていた。

編集部のある千代田区。同僚記者によると近くのコンビニには不織布マスクのほか、「ポリエステル95%、ポリウレタン5%」のマスクが棚の上部にあり、ウレタン素材をメインとしたマスクは中段あたりで販売されていた。不織布以外のマスクも目立つ構成となっていた。

IT企業「Lightblue Technology」(東京都千代田区)が21年4月28日に発表したアンケートによると、回答者200人のうち、電車・バスで周囲の人が「不織布マスクを着けていないと気になる」が37%、「ウレタンマスクは気になるが、布マスクなら気にならない」が14%になった。5割超が、ウレタンマスク着用では心配と考えていたのだ。

不織布マスクが払底していた時期を支えたウレタンマスクだが、今では「オワコン扱い」されている感もある。

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