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東京五輪「無観客」の現実味 サッカー欧州選手権で集団感染相次ぐ

J-CASTトレンド / 2021年7月2日 17時0分

ユーロ2020 スコットランドで約2000人の感染確認(写真:AP/アフロ)

東京五輪に思わぬ伏兵が出現している。欧州などで行われているサッカーの国際試合で、新型コロナウイルスの大量感染が起きているのだ。

東京の感染者は増加傾向が鮮明になっていることに加えて、海外の巨大スポーツイベントで相次ぐクラスター。五輪開幕が3週間後に迫る中で、政府は「無観客」も視野に入れた対応策の検討に追い込まれている。

サッカーの国際試合で集団感染

英国では6月18日、ロンドンで開催されたサッカー欧州選手権の「スコットランド―イングランド戦」で集団感染が発生した。応援のため、英国北部のスコットランドからロンドンに詰めかけたサッカーファンのうち1294人が、30日までに新型コロナウイルスに感染していたことがわかったのだ。このうち397人はロンドン市内のサッカー場で実際に観戦していた。他はパブなどで応援していた人だという。

サッカー欧州選手権を巡ってはフィンランドでも大量の感染者が出ている。6月21日にロシアのサンクトペテルブルグで開催された1次リーグを観戦するため、フィンランドから現地入りしていたサポーターのうち約300人が帰国後、コロナに感染していたことがわかった。サンクトペテルブルグでもデルタ株の感染が急増していた。

このほか、6月13日からブラジルで開催中のサッカー南米選手権「コパ・アメリカ」でも各国の選手やスタッフの感染が相次いでいる。21日までにすでに140人の感染が確認されているという。

「バブル方式」違反多発で役立たず

相次ぐ集団感染に、東京五輪関係者は神経をとがらせている。

たとえば、英国ではワクチン接種が進んでいたにもかかわらず、スポーツイベントで集団感染が発生することになったからだ。朝日新聞によると、英国では成人の約85%がワクチンの1回目を、約62%が2回目の接種を終えている。しかし、インドで確認された変異株(デルタ株)が猛烈に拡大。1日の新規感染者が急増しており、6月30日には2万6068人を記録している。

「コパ・アメリカ」は、東京五輪・パラリンピックと同じく、選手らの行動は競技場や宿泊施設などに限る「バブル方式」を採用していた。しかし、違反事例が発覚、感染が拡大している。東京新聞によると、主催する南米サッカー連盟は、48時間ごとの検査や無観客開催などで対応しているものの、封じ込めには至っていない。

ブラジルのコロナ死者は約50万人を超え、最近も1日の死者は2000人前後で高止まり。大会への懸念は開催前から指摘されていたが、低支持率にあえぐボルソナロ大統領は人気回復を狙って開催を強行した。東京新聞は「大会が感染イベントになった」という地元の批判の声を紹介している。

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