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徳島の病院に謎のサイバー攻撃 電子カルテ使えず診療に大きな支障

J-CASTトレンド / 2021年12月4日 18時0分

ランサムウエアの被害が起きている

徳島県西部の小さな町、つるぎ町にある半田町立病院が、全国的に注目されている。患者情報などを蓄積しているコンピューターシステムが、国際的な犯罪組織によるサイバー攻撃を受けて使えなくなり、「身代金」を要求されたのだ。町は要求に応じない姿勢だが、診療体制は大打撃。全国メディアでも再三報じられる事態となっている。

全国紙の一面や社会面トップに

異常事態が発覚したのは2021年10月31日午前0時半ごろ。病院内のプリンターから突然、謎の文書のプリントアウトが始まった。看護師は、いたずらかと思ったが、英語で「データを盗んで暗号化した。金を支払わないと公開する」という趣旨のことが記されていた。実際、電子カルテにアクセスできなくなっていた。

病院側は「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれる身代金要求型ウイルスに感染した可能性があるとして警察に被害届を提出、被害を公表した。

まず徳島新聞などが報道。11月12日には日経新聞が全国版の社会面トップで、「徳島県つるぎ町の町立半田病院を10月末、サイバー攻撃が襲った。病院のシステムに侵入して情報を暗号化し、復旧と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス『ランサムウエア』に感染した。約8万5000人分の電子カルテが閲覧できなくなり新規患者の受け入れを停止。復旧のめどは立っていない」と大々的に報じた。さらに28日には朝日新聞が、一面トップと社会面トップでほぼ同じ内容を扱い、読売新聞や毎日新聞も報道済みだ。

2億円かけてシステムを再構築

「ランサムウエア」による被害は世界各国で再三報じられている。ターゲットになるのは主に大企業。ところが、つるぎ町は人口7000人ほど。吉野川の清流のほとりにある小さな町だ。病院が所在する半田町は、「半田そうめん」の産地として知られる。国際的な犯罪組織のターゲットになる理由がない。したがって、なぜ半田病院が攻撃されたのか、などは不明だ。

ただし、日経新聞によると、病院へのランサムウエア攻撃は世界で相次いでいる。20年5月に英国の複数の病院が攻撃を受けてシステムが停止し、手術のキャンセルなどに追い込まれたほか、9月にはドイツの大学病院が攻撃され、患者を別の病院に搬送するなどした。日本では半田病院以外にも、17年に福島県立医大病院(福島市)、18年に奈良県の宇陀市立病院でランサムウエアの攻撃が確認されたが、海外に比べ被害件数は少ないという。

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