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家具見本市「スーパーサローネ」、待望のリアル開催、感染対策とサステナビリティーにも配慮(イタリア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年9月22日 0時20分

イタリアの家具の見本市「スーパーサローネ」が9月10日に6日間の日程を終えて閉幕した。会場となったミラノ郊外のロー・フィエラ・ミラノには多くの人が訪れ、会期全体で計6万人を超える来場者数を記録した。

ミラノで例年開催されてきた家具の世界的な展示会「サローネ・デル・モービレ」(通称ミラノサローネ)は、新型コロナウイルスの影響を受けて2020年4月に予定されていた開催を断念。延期を余儀なくされてきた中、リアルでの再開に大きな期待が集まっていた(2021年5月7日記事参照)。ミラノサローネの特別版として「スーパーサローネ」と銘打った今回の展示会の開幕時には、セルジオ・マッタレッラ大統領も会場に駆けつけ、新型コロナウイルスの影響からの再興の象徴ともなり得る今回の開催への注目度の高さがうかがえた。

写真 会場入り口の様子(ジェトロ撮影)

会場入り口の様子(ジェトロ撮影)

主催者が9月10日に発表したプレスリリースによると、スーパーサローネには425のブランドが参加、うち16%はイタリア以外のブランドだった。また、6日間の来場者数6万人超のうち、30%は国外113カ国からの参加だったという。

開催では「持続可能性(サステナビリティー)」も1つのキーワードとなった。展示会内では、案内図などの印刷物は配布されなかったほか、共用エリアなどで用いられる建材も、100%リサイクル木材製の軽量チップボードパネルを利用するなど、環境配慮の面でも取り組みが進められた。

新型コロナウイルス対策にも最大限の注意が払われた。入場券の販売は完全オンライン販売としたほか、マスク着用やソーシャルディスタンス確保を義務付け。入場時には検温に加えて、イタリア当局発行の「COVID-19グリーン証明書」(注1)の提示を求めた。同証明書を所持していない場合、EUデジタルCOVID証明書のほか、EU域外国で発行された同等の証明書(注2)、あるいは48時間以内に実施したウイルス検査の陰性証明も有効とし、会場には迅速抗原検査を有料で受けることができる場所も4カ所設置した。

次回は2022年4月5~10日の日程で、第60回となるミラノサローネが開催される予定だ。企業が持つ革新的なアイデアと技術を披露する場として、引き続いての盛り上がりが期待される。

(注1)ワクチン接種証明のほか、新型コロナウイルス感染からの治癒を示すもの、また48時間以内に実施したウイルス検査の陰性証明も対象となる。

(注2)7月29日付保健省命令により、日本の保健当局によって発行されたワクチン証明書は、グリーン証明書と同等のものとして扱われることが規定されているが、有効性の有無については各主催者に確認する必要がある。

(山崎杏奈)

(イタリア)

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