投資庁長官が決定、経済特区庁長官も兼務(バングラデシュ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月24日 0時40分
バングラデシュの暫定政権が政府機関の主要ポスト交代を進める中(2024年8月19日記事参照)、バングラデシュ投資開発庁(BIDA)の新長官として、アシック・チョウドゥリー氏の就任を9月12日に発表した。同氏は香港上海銀行(HSBC)シンガポールに勤務しており、民間セクターからの登用となる。
また18日には、チョウドゥリーBIDA長官がバングラデシュ経済特区庁(BEZA)の長官を兼務することも発表された。任期は次の通達があるまでの期間で、7月にBEZA長官に就任したばかりだったムハンマド・サルワール・バリ氏が9月15日付で保健・家族福祉省次官に異動したための措置と考えられる。BEZAはバングラデシュ経済特区(BSEZ)などの経済特区を管轄する首席顧問府(Chief Advisor’s Office)傘下の投資誘致機関で、同じく首席顧問府傘下のBIDAと姉妹組織となる。
BIDAは9月18日、現地日本企業関係者との間でラウンドテーブルディスカッションを開催し、約40人の日本企業関係者が参加した。参加者からは、ワークパミットやビザの取得にかかる手続きの緩和、対外送金の緩和に関する要望が挙げられた。それを受けて、BIDAは、具体的な改善案や他国の事例に基づいた提案をしてほしいと、日本企業にも意見を募った。
BIDAと日本企業関係者との間のラウンドテーブルディスカッション(ジェトロ撮影)
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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