2020年の乗用車新規登録台数、前年比22.9%減(ポーランド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年2月4日 1時0分

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ポーランド自動車工業会(PZPM)は1月5日、2020年の乗用車新規登録台数は前年比22.9%減の42万8,347台だったと発表した。法人・個人向け販売はそれぞれ20.8%減の31万1,056台、28%減の11万7,291台となった。PZPMは2020年の登録台数の推移について、第2四半期(4~6月)は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって前年同期比46.7%減と大きく減少した一方、第4四半期(10~12月)には2021年1月導入の欧州排ガス基準Euro 6d-ISC-FCM(注)の影響で、6.7%の減少にとどまったと評価した。

メーカー・ブランド別にみると(添付資料表参照)、トヨタが、11年続けて登録台数ランキング1位となっていたシュコダを追い越し首位となった。2019年は4位だったオペルは前年比55.9%減となり、シェアは前年の6.1%から2.6ポイント減少して3.5%になった。起亜はダチア、フォードなどを抜き返し4位となった一方、2019年に前年比24.6%増を記録したマツダは上位20位に入れなかった。登録台数が前年から増加したのはアウディ(13.2%増)のみで、他メーカーは全て前年を下回った。

高級車市場は一般乗用車市場に比べ安定しており、プレミアムブランドの新規登録台数は前年比4.6%減にとどまった。

2020年のポーランド低排出ガス車市場は、新型コロナウイルスのパンデミックにもかかわらず、過去最大の増加幅を記録した。燃料種別にみると、ガソリン車とディーゼル車の2020年の登録台数はそれぞれ31.6%減、26.9%減だった。そのシェアは2020年でも合計で約8割を占めるものの、代替燃料車は49.5%増を記録してシェアは18.5%となった。特にプラグインハイブリッド車(PHEV)と電気自動車(EV)の新規登録台数(合計8,099台、前年比3倍)が急増した。なお、EVの総登録台数は1万8,875台となっており、市場規模は他のEU加盟国に比べて小さいが、PZPM会長はこれから年々大きく伸びることが期待できるとしている。

また、PZPMの1月27日の発表によると、2020年のポーランド国内の乗用車生産台数は前年比35.8%減の27万8,900台となった。

(注)EU域内では2015年1月から欧州排ガス基準Euro 6dが導入されており、2021年1月から導入のEuro 6d-ISC-FCMはEuro 6dをさらに厳格化したもの。1月からはこの基準に適合しない乗用車は販売できないため、自動車メーカー各社は同基準に適合するモデルを発売、またPHEVやEVの販売を強化した。

(ニーナ・ルッベ)

(ポーランド)

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