1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

山東省青島市で「多国籍企業リーダー青島サミット」が開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月20日 0時55分

中国商務部と山東省政府は8月27~29日、第5回「多国籍企業リーダー青島サミット」を山東省青島市で開催した。37カ国・地域から多国籍企業451社の代表者が参加した。そのうち「フォーチュン・グローバル500」(注)にランクインする企業は140社で、各業界別のトップ企業は311社だった。

サミット期間中、163件の投資・貿易プロジェクトが調印された。投資プロジェクトは121件に上り、投資総額は129億ドルだった。分野は、ハイエンド設備や新エネルギー・新素材、次世代情報通信技術、現代金融、医療・健康など多岐にわたった。貿易プロジェクトは42件で、貿易総額は404億ドルとなった。輸出製品では「新三様(新御三家)」と呼ばれている新エネルギー自動車やリチウム電池および太陽電池の3製品、ハイエンド設備などがプロジェクトに含まれた。輸入製品では、バルク品、化学製品、農産品などが含まれた。

日中経済協会北京事務所の宮下正己所長は「不安定かつ複雑な世界情勢は、日中間の経済関係にも一定の影響がある。貿易額は減少し、日本企業の対中直接投資額も減少している。しかし、中国の巨大な消費市場と旺盛な消費意欲が、日本企業を含む多くの多国籍企業を引き付けている。転換期を迎えている中国経済が質の高い発展を目指す最中、日本企業も中国市場の変化に対応するべく構造調整を行っている」と日本企業の中国市場における投資の現状を紹介した。

サブフォーラムとして開催された、みずほ銀行のプロモーションイベントでは、みずほ銀行(中国)の顧懿コンサルティング部副部長が「人口14億人を擁する中国は世界最大の市場であり、中国の産業サプライチェーンは強固な基盤を持っている。みずほ銀行は日本の多くの上場企業と取引関係にあり、中国での事業展開は40年以上になる。今後も中国と世界の架け橋となり、日本企業の進出と中国企業の海外展開を支援したい」と述べた(「大衆日報」8月28日)。

(注)「フォーチュン・グローバル500」は、米国のフォーチュン誌が年1回発表している。世界中の会社を対象とした総収益ランキングであるとともに、定額制の企業情報データベースでもある。

(張雪雯)

(中国)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください