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ジェトロ、中国国際漁業博覧会に3年ぶり出展、進出日系企業の販路拡大を支援(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月7日 1時10分

「中国国際漁業博覧会(China Fisheries &Seafood Expo2024)」が10月30日~11月1日、中国の山東省青島市で開催された。この博覧会は、スペイン・バルセロナの「Seafood Expo Global」、米国ボストンの「Seafood Expo North America」と並ぶ3大水産見本市の1つで、世界の水産関係者が一堂に会する場となっている。今回の博覧会の総展示面積は11万平方メートルで、米国やロシア、エクアドル、ノルウェーなど51カ国・地域から1,602社、34の専門団体が参加し、出展者に占める国外からの出展者の割合は40%に達した。展示内容は水産物原料と加工品、苗・飼料、養殖および加工用技術と設備、コールドチェーン物流施設など、水産関連やその周辺分野の多岐にわたった。博覧会には100以上の国・地域から5万人近くが来場した。

博覧会では、多くの出展企業が水産品などを加工し、来場者に試食品を提供した。クロマグロをPRする企業は、丸ごと1匹を会場に持ち込んで解体ショーを行い、来場者に試食を提供した。

写真 オーストラリア企業のブース(ジェトロ撮影)

オーストラリア企業のブース(ジェトロ撮影)

ジェトロはChinaJapanStreet事業(注)の一環として、中堅・中小の中国進出日系企業のビジネス支援、中国国内販売のさらなる強化などを目的に、ジェトロブースを2021年以来3年ぶりに出展した。日系企業6社が参加し、日本以外の国で生産または調達された調味料や、添加剤、すり身製品、水産加工用原料、水産加工品などの食品のほか、漁業・水産加工用の手袋も出展した。また、会場でのマッチング以外に、WeChat上のCJS事業のオンラインカタログでも、日本企業と中国バイヤーとのビジネスマッチング支援を図った。

出展した日系企業からは、「ジェトロブースを目印として多くのバイヤーが訪れた。新しい引き合いを受けることもあれば、既存の取引先もブースを訪ねてきた」「会場内の奥に展示場所が位置したことから、人通りが少ないのではと心配したが、日本食品を取り扱う世界の大手卸売業者がジェトロブースを目指して来場し、新しい商談などのきっかけになったと感じた」などのコメントがあった。ジェトロブースを訪れた他国バイヤーからは「日本から水産物を輸入したい」と言った声も聞かれた。

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

(注)CJSは登録企業数1,200社、商品数9,000SKU、登録バイヤー数1,400社以上(2024年10月末時点)。

(李燕)

(中国、日本)

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