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エムポックス感染拡大を受け、空港での水際対策を強化(エチオピア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月24日 14時50分

エチオピア保健省は8月14日、エムポックスを国家公衆衛生上の緊急事態と宣言した。これを受けて、エチオピア民間航空局は9月20日現在、エムポックスによる感染拡大の水際対策の一環として、対象となる一部の国からの渡航者に対し、アディスアベバ到着前の健康診断フォーム記入を義務化している。対象となる感染国からアディスアベバ・ボレ国際空港に到着するすべての渡航者は、同市内に滞在する乗り継ぎ客も含めて、同空港の公共健康診断カウンター到着前にオンラインの旅行者健康診断フォームに記入する必要がある。

対象国のリストは次のとおり。

ブルンジ
中央アフリカ共和国
カメルーン
コンゴ民主共和国
ガーナ
リベリア
ナイジェリア
ルワンダ
南アフリカ共和国
ウガンダ
ケニア
コンゴ共和国
コートジボワール
フィリピン
スウェーデン
タイ
パキスタン
韓国

9月20日現在、エチオピアにおいて感染者は確認されていないが、コンゴ民主共和国やブルンジでは感染者が急増しており、隣国のケニアやウガンダでも感染が確認されている。

エチオピア保健省は、国家レベルでの準備、監視、対応策を促進するため、公衆衛生災害調整・対応センターを設立した。国民に対して、症状が現れた場合は、直ちに最寄りの医療施設に報告するよう促している。また、国内の国境通過地点であるオロミア、ソマリア、南エチオピア沿いの検問所でも厳格な健康監視と検査対策を実施するなど引き続き警戒を強めている。

(石川晶一)

(エチオピア)

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