香港ASEAN・FTA、2月に全面発効(香港、ASEAN)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年1月14日 16時10分

添付資料PDFファイル(143 KB)

香港政府は、ASEANとの自由貿易協定(FTA)と投資協定(IA)のうち、カンボジアとの協定が2月12日に発効すると発表した。既に、カンボジアを除くASEAN9カ国(ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。アルファベット順)との各協定は2019年6月以降に順次発効済みで、これにより、香港とASEAN間のFTA、IAが全面発効となる。

香港からシンガポール向けの香港原産品については、全ての関税がゼロとなっているほか、他の9カ国向けについては、品目別および国別に関税引き下げが順次実施されている(添付資料表参照)。

今回協定が発効するカンボジアについては、香港から輸出される宝飾品、衣料品、時計、玩具などの関税が段階的に引き下げとなる。また、サービス貿易に関しては、専門サービス、電気通信、建築・エンジニアリング、教育、金融、観光、運輸など、香港が伝統的に優位性を持つ分野が対象になる。

香港にとってASEANは、中国に次ぐ第2の商品貿易の相手国・地域で、2019年の貿易総額は1兆179億香港ドル(約13兆2,327億円、1香港ドル=約13円)に上る。2015年から2019年まで、貿易総額の年平均成長率は5.4%で、今後も成長が期待されている。

なお、香港はこれまで8つの経済圏とFTAを締結済みで、今回のASEAN以外には、マカオ、ジョージア、オーストラリアとの協定が全面発効済みだ(注)。

各協定の原文は、香港政府工業貿易署のウェブサイト(英語)で確認できる。

写真 スーパーに並ぶマレーシアのキュウリ、タイのオクラ・ココナツなど(ジェトロ撮影)

スーパーに並ぶマレーシアのキュウリ、タイのオクラ・ココナツなど(ジェトロ撮影)

(注)その他の締結済みのFTAは、中国本土、ニュージーランド、欧州自由貿易連合、チリの4カ国・地域。

(渕田裕介)

(香港、ASEAN)

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