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アウトドア用品の専門展示会「CLE成都」にジャパンパビリオンを初出展(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月17日 0時20分

アウトドア用品の専門展示会である「CLE2024成都戸外露営生活展」(CLE成都)が9月6~8日、中国・四川省成都市の世紀城新国際会展中心で開催された。主催者によると、約95社・団体が出展し、3日間で延べ2万人の来場者が訪れた。ジェトロは同展示会にジャンパンパビリオンを初めて設置。12社が参加し、108平方メートルの展示スペースに釣り具、アウトドア用アパレル製品、キャンプ用品などを出展した。

ジャパンパビリオンの出展企業からは「現地消費者のニーズが良く理解できた」「内陸地域のアウトドア愛好家も機能性など特徴のある素材や、デザイン性が高い商品を求めており、日本ブランドへの関心は高かった」などとの声が聞かれた。また、中国での展示会に初めて出展した釣り具販売企業の担当者は「中国では、主に沿海部や、川沿いの都市で釣りを趣味とする人が多いと認識しているが、成都市内でも人造湖の公園が整備されたこともあり、足元では釣り人口の増加傾向がみられている」と指摘した。

一方、成都に店舗を構えるフランスのスポーツブランドのデカトロンの関係者は「アウトドア分野では中国地場ブランドの台頭が著しい。中国産キャンプ用品の品質やデザインの向上が進んでおり、かつ欧米などの外資系ブランドに比べ圧倒的な低価格が強みだ」と指摘。同店舗で陳列する商品を探すためにジャパンパビリオンを訪れたという同氏は、日系企業への示唆として「リアルで開催される多くの展示会に出展し、消費者との直接コミュニケーションを取りながら、徐々に日系ブランドの良さを発信していく必要があるだろう」と述べた。

四川省体育局、商務庁など13部門は 7月18日に、「四川省アウトドアスポーツ産業の発展に向けた行動計画(2024~2027年)」(以下、同計画)を発表した。四川省を国際的に比較的大きな影響力のあるアウトドアスポーツのスポットとし、同省におけるアウトドアスポーツ産業の規模を2027年までに1,500億元(約3兆円、1元=約20円)に引き上げるなどとの目標を掲げた。また、同計画では、アウトドアスポーツに適する省内の自然資源の分布状況と、登山、ハイキング、サイクリング、雪上・氷上スポーツなどのアウトドアスポーツスポットの開発および運営状況を重点的に整理し、2027年までにアウトドアスポーツ資源の開放リストおよびアウトドアスポーツマップを作成するとした。自然保護区などにおいても、アウトドアスポーツ用のスポットを設置していくことで、同産業の発展を図る方針だ。

写真 にぎわいを見せるジャパンブース(ジェトロ撮影)

にぎわいを見せるジャパンブース(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンブースに展示されたキャンプ用品(ジェトロ撮影)

ジャパンブースに展示されたキャンプ用品(ジェトロ撮影)

(王植一)

(中国)

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