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サプライチェーン博、米企業は中国でのサプライチェーン構築をアピール(中国、米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月10日 9時40分

2回中国国際サプライチェーン促進博覧会が112630日、北京市の中国国際展覧中心で開催された。主催者の中国国際貿易促進委員会(CCPIT)は「経済のグローバル化が進む時代に、産業チェーン・サプライチェーンの開放による国際協力体制の堅持が相互利益を生む唯一の方法だ。この博覧会は中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で提唱された産業チェーン・サプライチェーンの国際協力の推進を行うものだ」としている。69カ国・地域と国際組織から630社・団体が出展し、うち海外からの出展者は32%を占めた(ジェトロブースについては2024年12月10日記事参照)。

米国アップルはサプライヤーの中国企業4社(注)と同博覧会に共同出展し、「アップルは中国のサプライヤーと協力し、最良の製品を製造していることに誇りを持っている。世界中のアップルの主要サプライヤー200社のうち、80%以上が中国に工場を有している。アップルは直近5年で中国でスマート製造とグリーン製造のために200億ドル以上を投資した」と説明した。

写真 アップルとアップル製品サプライヤーの共同出展ブース(ジェトロ撮影)

アップルとアップル製品サプライヤーの共同出展ブース(ジェトロ撮影)

米国スターバックスは環境への取り組みを中心としたサステナビリティーについて展示するとともに、「中国に根差し、無限の可能性を生み出す」「中国で、中国のために」としたスローガンを掲げ、これまでの同社の中国事業と垂直統合型産業チェーンを紹介した。

写真 スターバックスのブースではコーヒー販売も(ジェトロ撮影)

スターバックスのブースではコーヒー販売も(ジェトロ撮影)

デジタルテクノロジーの会場では、米国の半導体大手クアルコムが中国製の自動車や通信機器における同社の通信技術や人工知能(AI)技術の活用事例を紹介した。また、米国IT大手ヒューレット・パッカード(HP)は「中国で、中国のために」としたスローガンを掲げ、AIを活用した設計開発や品質検査などのサービスを紹介した。

写真 クアルコムの展示(ジェトロ撮影)

クアルコムの展示(ジェトロ撮影)

写真 HPのブース(ジェトロ撮影)

HPのブース(ジェトロ撮影)

なお、11月30日には次回の第3回サプライチェーン博の出展契約調印式が開催され、米国のGEヘルスケア、マイクロンテクノロジー、ドイツのSAP、デンマークのAPモラー・マースクなど68社の企業・団体が出展契約を結んだ。

(注)広東領益智造(Lingyi iTech)、歌爾(GoerTek)、裕同科技(YUTO)、水晶光電科(Crystal Optoelectronics)の4社。

(亀山達也)

(中国、米国)

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