1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

政府が従業員向けトレーニング支援プログラム発表(ハンガリー)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年10月11日 0時30分

ハンガリー技術革新省(ITM)は9月22日、ケチケメート市で行われた商工会議所イベントで、企業による従業員向けトレーニングに対する支援プログラムを新たに発表した。申請の受け付けは10月1日から12月31日まで。これにより、企業は従業員1人当たり約50万フォリント(約18万円、1フォリント=約0.36円))のトレーニング費用補助を受けることができる。

申請の主な要件は、(1)中小企業(従業員数250人未満)の場合1年以上、大企業(同250人以上)は2年以上、国内で営業実績があること、(2)トレーニングに掛かる全費用から補助申請する額を引いた、企業が自己負担する分の予算を確保していること、(3)法人税をハンガリーに納めていることなどを定めている。

補助を受けられる条件も2つある。1つ目は、トレーニング終了日の翌日から最低1年以上、対象従業員の雇用を継続すること。2つ目は、プログラムが発表された月の前月(今回は2021年8月)の平均総支給額と、トレーニング終了日の翌日から12カ月間の1カ月当たり平均総支給額を用いて対象従業員の賃金上昇率を算出し、これがトレーニング開始時年度の政府が決定する最低賃金上昇率(2021年度の場合は4%)よりも高い率となること。この2つを満たさない場合には、補助金は取り消しとなって返済しなければならない。政府発表では、2022年度は最低賃金を大幅に引き上げるとしており(2021年9月28日記事参照)、トレーニングを開始するタイミングによっては、返済義務免除の条件に用いる数値が大きく変わるので、注意が必要だ。

トレーニングは社内プログラム、または社外サービスを購入するかたちで、最低16時間行う必要がある(オンラインも可)。トレーニング内容に関しては、業務上重要となるスキルや資格の取得、情報通信技術(ICT)のスキルや、言語習得などが例として挙げている。トレーニングにかかる費用に対する補助割合は、全従業員数が50人未満の場合は70%、50人以上250人未満の場合は60%、250人以上の場合は50%となる。

ITMは2021年から2027年までの経済支援政策「GINOP Plusz」を策定しており、このトレーニング支援プログラムは、その1つとして中小企業支援のために発表したものだ。このプログラムに割り当てている予算は総額で700億フォリントに上り、今回はその第1弾として150億フォリント分の申請を受け付ける。

プログラムの詳細については政府発表GINOP Plusz応募要項(ハンガリー語)を参照。

(清部陽介)

(ハンガリー)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング