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杭州市で、中国国際ウイスキー発展大会(CIWDC)が初開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月18日 10時15分

中国浙江省杭州市淳安県の千島湖鎮(注)で9月5~7日、「2024年中国国際ウイスキー発展大会(CIWDC)および中国千島湖国際ウイスキーカーニバル」(以下、大会)が開催された。同大会は、中国酒業協会、国家酒類品質・安全国際連合研究センター、中国食品発酵工業研究院、国際洋酒生産メーカー協会が共催し、初めて開催された。大会には、中国国内のみならず、英国、フランス、スペイン、カナダ、インドなどのウイスキー関係企業やインポーター45社が参加し、400人以上が来場した。

写真 大会全体の様子(ジェトロ撮影)

大会全体の様子(ジェトロ撮影)

中国酒業協会による講演では、2024年中国ウイスキー産業発展報告書の説明がなされ、「2023年の中国におけるウイスキーの輸入価格は上昇し、蒸留酒の総輸入額の20.8%、総輸入量の26.3%を占めた。主な輸入相手国は、英国、米国、日本およびアイルランドだった」との発言があった。

大会では、英国、米国、インドなど各国・地域の参加企業によるウイスキーの紹介があり、日本からはサントリーやウイスキー文化研究所の発表があった。ジェトロは「日本産ウイスキーをめぐる状況および輸出促進におけるジェトロの取り組み」と題して講演を行った。

写真 大会での講演の様子(ジェトロ撮影)

大会での講演の様子(ジェトロ撮影)

また、大会では展示会も実施されており、インポーター2社が日本産ウイスキーやその他の日本産蒸留酒をPRするために、来場したウイスキー企業関係者や現地の一般消費者に日本産ウイスキー、焼酎、泡盛等の展示・試飲、PRを行った。

写真 展示会の様子(ジェトロ撮影)

展示会の様子(ジェトロ撮影)

出品者からは、「今回の大会を通じて、同業界のさまざまな方とお会いすることができ、各国出品者との情報交換を行ったことから非常に勉強になった」「日本産ウイスキーはサントリーのブラントが有名だが、他の日本産ウイスキーの良さは、このような機会を通して今後PRしてほしい」といった声が聞かれた。また、来場者からは、「これまで日本産ウイスキーを飲んだことはなく、今回の展示会で初めて試飲したところ、現場で買いたくなった」といった声が聞かれた。

写真 出品社による商談の様子(ジェトロ撮影)

出品社による商談の様子(ジェトロ撮影)

今後、ジェトロは中国での日本産蒸留酒の知名度向上および輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。

(注)千島湖(せんとうこ)は、中国浙江省杭州市の淳安県と建徳市にまたがる人造湖。1959年、新安江に新安江水力発電所を建設した時に形成された。湖の中に1,000以上の島があることから、千島湖と名付けられた。1982年に中国国務院により国家級風景名勝区に指定され、2010年には中国の5A級観光地に認定された。

(王志燕)

(中国)

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