「2015年末1ドル130円説」の信ぴょう性は?

JIJICO / 2014年12月1日 12時0分

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「2015年末1ドル130円説」の信ぴょう性は?

外資系金融機関が2015年末1ドル130円を予測

日銀のサプライズ緩和以降、大きく円安ドル高に振れています。11月21日には、ゴールドマンサックスが、2015年末130円、2016年末135円、2017年末140円というドル/円予想を公表し話題を呼んでいます。JPモルガンチェース銀行も11月26日、2015年末128円という予想を掲げました。

一方、本邦金融機関や国内シンクタンク等の経済予測に伴う為替見通しは次の通りです。

【三菱UFJモルガンスタンレー証券】※発表日:11月25日
・2015年度:116.8円
・2016年 1-3月:—
・2016年度:117.3円

【三菱総研】※発表日:11月25日
・2015年度:118.6円
・2016年 1-3月:—
・2016年度:—

【大和総研】※発表日:11月21日
・2015年度:118.0円
・2016年 1-3月:—
・2016年度:—

【三井住友信託銀行】※発表日:11月21日
・2015年度:119.1円
・2016年 1-3月:121.0円
・2016年度:—

【三菱UFJ R&C】※発表日:11月19日
・2015年度:115.9円
・2016年 1-3月:116.6円
・2016年度:117.0円

【ニッセイ基礎研究所】※発表日:11月18日
・2015年度:118.0円
・2016年 1-3月:119.0円
・2016年度:121.0円

【みずほ総研】※発表日:11月18日
・2015年度:119.0円
・2016年 1-3月:121.0円
・2016年度:—

【第一生命】※発表日:11月17日
・2015年度:117.0円
・2016年 1-3月:—
・2016年度:120.0円
※各社経済見通しレポートより。為替水準は各社期中平均と思われる。

経済予測に伴う為替見通しのため、金融機関の為替部門の予測ほどドラスティックではないという性格はあるものの、いずれも2015年末辺りは、120円前後と予想していることが見てとれます。

基本は円安方向だが円高要因にも事欠かない

ではここで、円安になる理由を挙げてみましょう。

・日米の景況感格差
・日米の金融政策の方向性の違い(日銀追加緩和の効果と、さらなる緩和期待、FRBによる利上げ)
・チャート分析

ファンダメンタルズ(上記よりチャート分析を除いたもの)に関しては、どの機関も同様に見ているものと思われます。そのため、円安ドル高での推移を見込むという意味では、どの機関の予測も全く同じで、違いは円安に動くスピードと絶対水準ということになります。具体的には、2015年末に120円前後なのか、あるいは130円までいくのかというところに違いが表れています。

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