県民気質を知らずに結婚すると離婚につながりやすい?
JIJICO / 2017年7月27日 8時30分
県民気質を知らずに結婚すると離婚につながりやすい?
結婚や離婚に土地柄や県民気質は関係する?
最近ニュースで話題になった「離婚に県民性や地域性はあるのか?」。今日は県民気質や地域性と結婚、離婚の関係性についてお話したいと思います。
ちなみに離婚率は、都市部の東京、大阪など都市部に加え、日本の南北両端に当たる九州と北海道が高いのですが、実は、突出して最も離婚率が高いのは沖縄です。これに対し、離婚率が最も低いのは富山と新潟で、続いて東北、北陸、山陰と日本海側に集中しています。これは、これらの地域が豪雪地帯という自然環境も大いに関係しています。雪かき一つとっても男手が必要です。冬の生活を乗り切る為に連れ合いとの結びつきは離婚率にブレーキを掛けるものになっているでしょう。
その上で、結婚や離婚などを決定つけるのは土地柄と言うことに加え、県民気質も関係していると思います。
県民気質と言えば、先日、あるテレビを見ていて「関西女性の特徴は合コンですぐに男性のお給料を聞く」と言っていました。また、それを聞かれた関西の男性も平気で、答えていたことに、関東地方の人達が皆、驚愕していました。何故男性にお給料を聞くのかと問われた関西女性が「結婚を考えるなら当たり前」と答えていました。つまりストレートな訳で、駄目なら無駄な時間は過ごさない「ハイ、次の人」という感じです。
そう言えば、確かに関西の人って、若い人から年寄りまで、すぐ人の家の間取りを聞きます。
うかつに答えると、矢継ぎ早に、家賃も聞いてきます。私もよく聞かれますが、住んでいる土地も聞けば、その人の収入がだいたい判るというのですが、関東の人からしたら、考えられないようです。そんな個人情報、お見合いでもなく、まだ交際するかどうか判らないのに給料を値踏みしているって考えられないようです。
しかし、関西の人からしたら、どのくらいの家に住んでいるかを聞くのは失礼とも何とも思っていません。このような関西独特の気質を知らずに関西の人と結婚することになると、その後の結婚生活に影響してくるのは当然と言えましょう。
関西の離婚事情
また、バラエティー番組などで芸人さん達がテレビですぐにギャラの話をするのは、如何なものかという議論もありました。これなどは関西の芸人が関東に進出してきた影響だと考えられます。
とにかく関西の人はお金の話が好きです。当然、結婚を考えるときも愛だけではなく、お金のことを考える傾向にあります。しかし、離婚理由についてはお金にまつわることもありますが、「話が面白くない」という関西独特の理由もあります。
真面目に汗水たらして働いて、高いお給料を持って帰って来ても「話が面白くない」という事で駄目出しされたら、男性も溜まったもんじゃありませんが、関西人の気質って本音を重視するので、結婚観や価値観を考えるとき、そのような県(府)民性は理解をしておいた方がよさそうです。
関西に限ってもこのような独特の県民気質があるわけですから、当然、どの地域でもそれぞれの県民気質が結婚や離婚に影響しているのでしょう。ですから、沖縄が離婚率で突出しているということは、おそらく関西以上に独特な県民気質がその背景にあるというのは容易に理解できます。
結婚生活に必要なネガティブ思考のおススメ
何かの本で読んだのですが、今の日本の発展は、我慢強い国民性と、マイナス思考の考え方があったからと言います。昼休みは2~3時間昼寝を必要とするどこかの暑い国はとても楽天的だそうです。
日本には四季があって、冬に備えて野菜を貯蔵するために、春に苗を植えたり種まきをしたりして秋に収穫します。一年中、夏のように暑いだけだと、こんなに働かないかもしれません。常に過酷な冬のことをネガティブに予測するから、万が一に備えて蓄えるのです。これが顕著に現れる土地だと、雪解けを待つし、豊作の為に田畑を耕します。「いつも、どうにかなるさ」では、人間は努力をしません。日本には四季というメリハリがあるから、人は努力をするのだと思います。
堅実な人生を歩むつもりで結婚をしても、理想どおりには行かないこともありますが、本音ばかりを大切にするのも考え物。我慢強い県民性というのが結婚生活を長持ちさせるとしたら、豪雪地帯も悪くないかも?
結婚相手や再婚相手を募集中の方。今年の冬は、寒い地方に旅行に出かけるのも悪くないですね。
(村越 真里子/夫婦問題カウンセラー)
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