うつ病を発症し退職からのひきこもり、どのように回避すれば良いか?

JIJICO / 2019年6月23日 7時30分

「ひきこもり」の人についての調査結果から、その中で精神疾患にかかっている人が多いことが推測されています。とすれば、ひきこもりの当事者やその家族も含めて、ひきこもりは単に本人の恣意的な選択や怠惰だけの問題ではない、と理解することが重要だと思います。

言い換えれば、自力や家族の力だけで問題を解決しようとせず、周囲に援助を求めることです。現在では「ひきこもり」の当事者による自助グループや家族会も設立されており、それを利用するのもいいと思います。また行政も「ひきこもり地域支援センター」などの相談窓口を設立していますので、積極的に利用したらいいと思います。

一番のポイントは「自分で抱え込まず、援助を求めること」

精神疾患については、「意志が弱いから」といった偏見も根強いと言え、他に援助を求めることを躊躇するのも理解はできますが、精神疾患も身体疾患と同じと捉え、「賢い消費者」になり、社会資源を可能な限り利用することが大事と思います。

うまく援助を求めるのも一種のスキルといえます。実際に悩みを抱えている時には、気持ちの余裕がなくて難しいことかもしれませんが、なんといっても自分や家族のためですから思い切ってやってみましょう。 

(村田 晃/心理学博士・臨床心理士)

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