死んでしまいたい君へ、辻父ちゃんが愛の助言(JINSEIのスパイス!第46回)

WEB女性自身 / 2019年9月24日 17時0分

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【今週の悩めるマダム】
東京の不動産関係の会社に勤める社会人2年目の息子(26)が、ある日突然会社に行けなくなり、実家に帰ってきてからはや半年。ずっと引きこもりで、社会との断絶は広がるばかり。声をかけると「うるさい、何がわかる」と怒鳴られます。昨日、ぽつんと「死にたいんだよ」と呟きました。もう、手のつけようがありません。(愛知県在住・50代主婦)

前にも似たようなご相談がありましたが、このような息子さんや娘さんの引きこもり・社会との断絶が最近とっても多いですね。男の悩みにはお父さん、女の子の悩みにはお母さんといいます。今回も同性であるお父さんが対応に当たられるのがよろしいかな、と思いますが、そうされていないところを見ると、お父さんがご不在だったり、頼めないご事情が何かあるのかもしれませんね。だから、私メに相談されたのでしょう。そこで今回は、特別に辻仁成が父ちゃん仮面に変身をしてお子さんと向き合ってみたいと思います。もしよろしければ、父ちゃん仮面からのメッセージをお子さんにお伝えいただけますでしょうか? 少しでもお子さんに寄り添えればと思います。奥様の26歳のお子さんを自分の子と重ねて、お答えしていきますね。

そこにいる君に。いいか、無理をするな。引きこもっていてもいい。もうしばらくそうしていろよ。子は親にしか甘えられないから、それでいい。無理をしないでいい。会社に行きたくないなら行くな。君の心は親や君の仲間たちが思っている以上に今、弱っている。なのに、周囲に「頑張れ」と言われてそれに応えようと無理を続けたら君は壊れてしまう。だから、まず、無理をしちゃいかん。死にたいという道を選ぶくらいなら仕事なんか行かなくていい。健康で生き続けてくれたらそれだけで嬉しい。まず、親はそう思っているということを忘れるな。俺がこんなことを言うと、君の上司は「無責任だ」と言ってくるかもしれない。でも、働けない何かがあるのは事実だ。このままいけば間違いなく君はぶっ壊れてしまう。頑張れ頑張れ、と発破をかけるほうがよっぽど無責任だ。その上で、よく考えてくれ。ずっとそこに引きこもり続けることはよくないぞ。社会と断絶したまま生きていくことには意味がない。意味がないのに引きこもるから、死にたいという思いが出てくる。今すぐに始めなくていいが、俺の言葉を覚えておくように。

少し気分が落ち着いた日に、たとえば晴れた日とかに、窓を開けて、空を見上げろ。それから一人で少し外に出てみろ。なんならどこか旅をしろ。自分に何ができるだろうと考えてみろ。君はまだ26歳だ。何かを始めることのできる若さとエネルギーがある。父ちゃんは60歳だ、もう時間がない。でも、君を放っておけない。みんな苦しいんだ。俺も苦しい。一人で息子を育てているから、投げ出したくなったり、消えてなくなりたくなったり。でも、もし俺が死んだら、こんなどうしようもないオヤジだけど、息子が悲しむ。君には心底心配してくれる親がいる。俺は命がけで息子を支持する。周りが無責任と言っても、息子の再生を信じるし、支える。君の親も一緒なんだよ。心配するな。君は一人じゃない。死ぬことなんか、いつでもできる。生きることは今しかできないんだ。

【JINSEIの格言】
俺だって死にたくなることもある。でも、もし死んだら、こんなどうしようもないオヤジでも、息子が悲しむ。死ぬことなんか、いつでもできる。生きることは今しかできないんだ。

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