1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

唱えるだけで肩こり、腰痛がラクになる「魔法の言葉4」

WEB女性自身 / 2021年8月30日 15時50分

写真

「体調不良や病気のほとんどは姿勢が影響しています。しかし、無理に体を動かそうとするのはかえって逆効果。無理をしなくても、言葉を使って体を整えることができます」

こう話すのは、理学療法士の大橋しんさん。大橋さんは、これまで、臨床の現場で、「特命理学療法士」として、言葉を駆使して多くの“難治性”とされる患者さんたちの体調や精神状態を整えてきた。

「私が使っているのは、海外の演奏家や芸術家たちの間ではよく知られたアレクサンダー・テクニークという言語療法です。私自身、20代のときにチェロでドイツに音楽留学をしたときに、この療法で長年悩まされていた背中の痛みが改善された経験があります。実はこれがきっかけで治療家に転身し、今では理学療法士として現場で活用しています」(大橋さん・以下同)

■姿勢をよくしたいときは力を抜き、体を緩めること

大橋さんはこれまでの臨床現場での経験から、患者さんにある共通点を見いだしているのだという。

「いわゆる難治性疾患の状態の方は心身の緊張により姿勢が悪く、猫背になっています。心身が緊張すると、無意識のうちに体に力が入り、筋肉が緊張し、骨や関節も一緒に凝り固まってしまいます。この状態が長期間継続されることで猫背が固定されます。これにより、肺の体積が小さくなり、呼吸が浅くしかできなくなると、体の隅々に十分な酸素が行き渡らなくなり、さまざまな疾患が引き起こされるのです」

一般的には、緊張をほぐすためにストレッチやマッサージをするという発想になりがちだ。しかし大橋さんは、「姿勢をよくしたいときや不安やプレッシャーを感じたときほど、力を抜き、体を緩めることが大切」と断言する。

ここで大橋さんが提案するのが「『魔法の言葉』を発声する」こと。まったく体を動かさなくても、魔法の言葉を音にして言うことで体が緩まり、自然と姿勢を正すことができるようになるのだという。「発した言葉を脳がキャッチして脳から体に指令が送られ筋肉が緩むことで、骨が本来あるべき位置に自然と整うからです」

今回、大橋さんが独自に作成した「魔法の言葉」を紹介。それぞれの不調に対する魔法の言葉があるが、黙読より実際に声に出して唱えたほうが、変化が起こるのが早いという。

ここで紹介する言葉を唱えるにあたって、回数や時間や姿勢など特別な決まりはない。立っているとき、座っているとき、一日のどの時間に行ってもいいのでぜひ実践してみよう。

【頭痛】魔法の言葉《頭の中で小舟が静かに揺れています。》

「頭痛を改善させるにはまず頭蓋骨を緩める必要があります。首の付け根の緊張をほぐしましょう。首の緊張は首の動脈や神経を押さえつけていて、それが頭痛を引き起こしています。また首の緊張は背骨の緊張にもつながっています。背骨の上に頭がふわっと乗っているのをイメージします」



■腰痛に効果的な言葉とは

【腰痛】魔法の言葉《背骨が鎖のように揺れています。》

腰痛も筋肉の緊張が骨までゆがめてしまった結果生じる。背骨は首のつけ根から尾骨までひとつに連なっているが、全体を揺らして背中や腰のひずみを整えたい。

「実際に体を揺らさなくても、背骨が揺れるというイメージを思い浮かべるだけで、本当に背筋が緩んで、腰の緩みも促され、腰痛緩和につながります」

【ひざ痛】魔法の言葉《足に沿って、砂時計の砂がまっすぐ落ちていきます。》

「私たちの体は骨と骨の間に軟骨のクッションがありますが、本来、軟骨は片寄って使わない限り削れることはありません。ところが片寄って圧がかかった時点で削れ始めます。その圧は、大きな筋肉が余分な働きをしてしめつけることで生じます。砂がまっすぐ落ちるイメージは関節を緩ませることにつながります」

【肩こり】魔法の言葉《春、アルプスの雪が溶けるように、両肩がゆっくり離れていきます。》

両肩を山の裾野のようにイメージし、首、肩、背中全体をほぐしていく。

「姿勢をよくするために胸を張ると、胸の前面は広がりますが、背中側の肩甲骨まわりは逆に固まってしまいます。それを解放するには、ただ首から両肩が離れるようにイメージするだけ。雄大なアルプスのように牧歌的にゆっくりと、が鍵です」

イライラしたり体がこわばっているとき、パソコンの前に長時間座って背中や肩腰が凝り固まっているときなど、隙間時間に実践してみよう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング