説明できる?「ディズニー」と「ピクサー」の違い
WEB女性自身 / 2015年7月20日 6時0分

早くもピクサー史上最高傑作との呼び声高いアニメーション映画『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)。見た人の頭の中でもヨロコビとカナシミが大活躍する、そんな素敵な作品だ。
ところで、「ピクサーとディズニーって何が違うの?」という疑問を持つ人も多いだろう。ひと言で答えるなら、以下が模範解答。
「まったく別のアニメーション制作会社だが、ピクサーの作品はすべてディズニーが配給しているので同じと誤解されている」
ピクサーの歴史は吹けば飛ぶような小さな独立系企業が、世界一のエンタメ帝国ディズニーと肩を並べるまでに急成長を遂げたサクセスストーリーだ。そこには3人の創業者の強い意志があった。
1人目は「全編CGアニメーションの長編映画を作る」という夢を持ち続けたエド・キャットムル。この学者肌のCG研究者は、3Dアニメーション界にさまざまな技術革命を起こすが、一番の偉業は天才アニメーターを見いだしたことかもしれない。
それが2人目、ジョン・ラセターだ。ディズニー・アニメーション・スタジオを解雇されたばかりの彼をキャットムルはすぐさま仲間に誘い入れる。もともと3Dアニメーションの世界に可能性を見ていたラセターは、次々に革新的な短編作品を発表し、ピクサーの技術力を対外的にアピールする役割を担った。
忘れてならない3人目が今は亡きスティーブ・ジョブズだ。自らが創設したアップルを追放された彼は、まだルーカスフィルムのグラフィック部門だったピクサーを買収し、新会社を設立。以後、10年近く莫大な金額を投じて辛抱強くピクサーの経営を支え続けた。
夢をあきらめない彼らの執念はついにディズニーを動かし、独占配給契約にこぎつける。こうして世に出た『トイ・ストーリー』は批評家から絶賛され、その年最高の興行収入をたたきだした。それ以降もピクサー作品は連戦連勝、出せば必ずヒットするという不敗神話が生まれた。
06年、ディズニーがピクサーを買収、ラセターが両社のクリエイティブ部門のトップを兼任すると、低迷していたディズニー・アニメーションがV字回復。ピクサー哲学の偉大さが証明された瞬間だった。
この記事に関連するニュース
-
グーグルも重視する職場の「心理的安全性」とは 「解決策は」と聞く上司に決定的に欠けた視点
東洋経済オンライン / 2021年1月25日 7時50分
-
ディズニーを成功に導いた秘訣「4つのC」とは?〜人生を逆転させるヒント
lifehacker / 2021年1月19日 6時30分
-
『ソウルフル・ワールド』ディズニー&ピクサー最新作! すべての人生は尊く、価値がある
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年1月10日 13時0分
-
「ソウルフル・ワールド」でも健在のピクサー魂 配信公開切り替えでも世界中の視聴者を魅了
東洋経済オンライン / 2021年1月5日 14時0分
-
<人生のきらめき>を見失ってしまった時に観たい『ソウルフル・ワールド』
ORICON NEWS / 2020年12月31日 20時30分
ランキング
-
1年収300万の元NHK女性アナ、「異業種転職」で年収2倍に 「非正規アナは、みんな辞めるべき」
弁護士ドットコムニュース / 2021年1月27日 10時2分
-
2《富山・坪野鉱泉》心霊スポットで消えた少女2人が遺体で発見、都市伝説との奇妙な一致
週刊女性PRIME / 2021年1月27日 4時0分
-
3東名あおり運転デマ投稿、強制起訴の被告が死亡
毎日新聞 / 2021年1月27日 5時0分
-
4寒い夜道、女児が路側帯歩く…気になった姉妹が二手に分かれて捜し保護
読売新聞 / 2021年1月27日 9時12分
-
5橋下徹「コロナ特措法、罰則の重さを論じている場合じゃない」
プレジデントオンライン / 2021年1月27日 11時15分