“事故多発機”があなたの頭上に!「オスプレイ」全国飛行マップ(前編)

WEB女性自身 / 2017年9月14日 16時0分

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(写真提供:「横田基地の撤去を求める西多摩の会」)
 
「オスプレイは日本全国を飛び回っています。なかでも横田基地は、中継地点になっているので、よく飛来します。とくに今年3月は、新潟と群馬で日米共同訓練が行われたので、1カ月で104回も横田基地に離発着しました」
 
そう話すのは、「横田基地の撤去を求める西多摩の会」代表、高橋美枝子さん。沖縄の普天間基地に、オスプレイが配備された12年から、横田基地(東京都)への離発着を監視してきた高橋さんは、こう証言する。
 
「滑走路に着陸して、すぐに離陸する タッチ・アンド・ゴー を繰り返すこともあって、墜落事故を起こすんじゃないかとヒヤヒヤします。実際、昨年12月に沖縄の名護市沖に墜落したオスプレイも、直前まで東京や静岡、四国などの上空を飛んでいたことがわかっています」
 
別名 未亡人製造機 と呼ばれるほど事故が多い米海兵隊所属の最新鋭輸送機オスプレイ。名護市沖以外にも、今年8月5日にオーストラリアで墜落したほか、29日には岩国基地(山口県)から普天間基地に戻る途中のオスプレイが、エンジントラブルをおこし、大分空港に緊急着陸したばかり。
 
こんなリスクの高いオスプレイが、日本全国を飛んでいるとしたら大問題だ。
 
本誌は、米軍が「環境レビュー」という資料で発表したオスプレイの低空飛行ルートと、市民が監視する各地の飛行目撃情報などを合わせて オスプレイ飛行マップ を作成。少なくとも196市町村の上空をオスプレイが飛んでいることがわかった。
 

 
『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)などの著者で、日米の安全保障問題に詳しい作家の矢部宏治さんは、「日本人の命が軽視されている証拠だ」と警鐘を鳴らす。
 
「もはや沖縄だけの問題ではありません。沖縄では、人口密度の高い那覇市上空や、昨年末にオスプレイパットができた高江(国頭郡)の上空を飛び回っています。操縦士の顔が見えるほど低空飛行することもあるし、夜間訓練もおかまいなし。しかし本土上空でも、同じようなことが起こりつつあるようです」
 
実際、マップに示したように、日本上空を飛ぶオスプレイが、あちこちで目撃されている。軍事訓練のためだけではなく、防災訓練、航空ショーへの参加、荷物や物資の運搬、機体整備などのためだ。
 
オスプレイの監視を続ける埼玉県平和委員会の代表、二橋元長さんはこう語る。
 
「今年3月17日の記録によると、横田基地を朝7時3分に離陸したオスプレイ2基は、7時5分にはさいたま県日高市に、7時26分には長野県の佐久市や小諸市、9時2分には群馬県の高崎市上空を通り、9時13分には再び横田基地に戻っています。これは目撃できた情報だけなので、ルートを考えると埼玉県だけでも約30市町村の上空を飛んだのではないでしょうか」
 

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