ダイエットの新常識…カロリー数を信じるな!

WEB女性自身 / 2013年12月21日 7時0分

糖質制限をすると、炭水化物が食べられない分、どうしても以前より、脂肪摂取量が増えてしまいがちだ。その結果、摂取カロリー数は増えているはずだが、カロリー制限をしなくても、糖質さえ制限すれば着実に痩せる。ではなぜ、糖質制限ではカロリー制限をしなくても痩せるのか?
「それを知るには、食べ物のカロリー数とは何か、その算出方法にはそもそも科学的根拠があるのか、ということをみてみなければなりません」。
そう言うのは、『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)の著者で、練馬光が丘病院・傷の治療センター長の夏井睦医師。
食物のカロリー数はどうやって測定されたのかを調べてみると、かなりインチキくさいことが分かる。
測定法は、1883年にルブネルという科学者が考案した方法が現在も使われていて、基本的な考え方は当時と同じだ。
計算式は、
 
[食物の熱量]=[食物を空気中で燃やして発生した熱量]-[同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量]
 
であり、これをさまざまな食物や各栄養素ごとに測定する。
具体的には、ボンブ熱量計(カロリーメーター)という機器のなかに、熱量を計りたい食品(乾燥させてある)と酸素を入れ、電熱線に電気を通して熱して燃やし、容器内の温度の上昇を測定し、それを熱量に換算することで、カロリー数は測定できる(ちなみに、1カロリーとは水1グラムの温度を1℃上げるのに必要なエネルギーである)。
 
しかしこの測定法は疑問だらけだ。なぜなら、
 
◇体温は最高でも、せいぜい40℃であり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。
◇そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。
◇動物界を見渡すと、食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを食物から得ている動物がたくさんいる。
 
最後の1つについて言うと、たとえばウシは、牧草のみを食べて日々成長し、500kgを超す巨体となり、毎日大量の牛乳を分泌する。ウシは反芻動物であり、植物食に最高度に適応した哺乳類で、葉や茎のみを食べて生命を維持できる。
植物細胞の成分をみると、70 %が水分であり、水分をのぞいた30%のうちの3分の1~2分の1は、セルロースが占めている。つまり、ウシの食事の成分の多くはセルロースなのである。
ところが、ウシはセルロースを消化も吸収もできないのである。消化も吸収もできないということは、「摂取カロリー・ゼロ」である。それなのに、ウシは大きくなり、牛乳を分泌する。これはどうしても、エネルギー保存則に反するように見える。
 

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