専門家が警鐘…加速する中国“尖閣実効支配”の企み

WEB女性自身 / 2014年1月9日 7時0分

「’14年は日清戦争が始まってから120年めに当たります。日本に敗北して威信が失墜した屈辱の歴史を、“中華民族の偉大なる復興”を掲げる習近平は事あるごとに引き合いに出すでしょう。それは新たに軍事的な冒険を仕掛けてくる可能性が高いということです」
 
そう語るのは評論家の宮崎正弘氏。いま中国はフィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどとの間で南シナ海を舞台に領土紛争を繰り広げている。その南シナ海で、12月5日、米中海軍がニアミスを起こしたことは記憶に新しい。中国の空母『遼寧』を監視していた米海軍の巡洋艦「カウペンス」と中国の艦船が450メートルの距離まで接近。まさに一触即発の状態だった。
 
軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏も、中国が『核心的利益』と宣言した尖閣において、「中国の行動は今年さらにエスカレートする」と話す。
 
「防空識別圏を設定した中国の次の狙いは領空侵犯でしょう。中国は尖閣の半径12海里(約22キロ)の上空を自らの領空と主張しているから、やがてその空域にも侵入を図るはずです。中国は昨年、福建省寧徳市に空軍基地となる水門飛行場を建設しています。尖閣から380キロしか離れていないここが、尖閣有事の最前線基地となる。中国の戦闘機J-11ならたった12分で到着できる距離です」
 
だが、中国は当面、日本およびアメリカと事をかまえるつもりはないと言う。
 
「中国の目的はあくまで尖閣の実効支配です。日本とアメリカの反応を見ながら、当初は月1回程度、やがて徐々に領空侵犯の回数を増やしていくでしょう。同時に、海上での領海侵入もさらに常態化させていく。もちろん、日本側は空自や海保の巡視船が警備しているから、すぐに実効支配できるわけではない。そこで次に実行するのが尖閣への上陸でしょう。最初はおそらく偽装漁民ですが、その次は公船を侵入させて、事実上の警察活動の実施を狙ってくる。そうすれば、実効支配が成立し、尖閣が獲られたも同然となるのです」(黒井氏)
 
また、元空将の軍事評論家の佐藤守氏も不気味な予言をする。
 
「『第二の盧溝橋事件』ではないですが、世界中が中東に目を向けている隙に中国が尖閣に手を出し、『日本が中国領土を攻撃した!』と騒ぐことは十分考えられます。外交下手な日本がいつのまにか悪者になっている可能性もあります」
 
佐藤氏によれば、昨年8月以降、中国大使館が日本国内に住んでいる中国人に「緊急事態が生じたときは大使館に連絡するように」と伝えているという情報があるそうだ。
 
「彼らが突如、国内で騒乱を引き起こすかもしれない。その混乱に乗じて尖閣に上陸すれば、日本としても迅速な対応はしにくい。そうやって実効支配を強めることなんて、中国はお手のものです」(佐藤氏)
 
(週刊FLASH 1月21日号)

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