林真理子が語る40代からでも遅くない「野心のすすめ」

WEB女性自身 / 2013年9月6日 7時0分

 林真理子さん(59)のエッセイ『野心のすすめ』が売れている。発売3カ月で43万部を突破。読者層は幅広いが、特に若いころ林さんの愛読者であった40代、50代の女性が多い。しかも、みな判で押したように「もし20年前にこの本を読んでいたら、私の人生は変わっていたと思います」と感想を漏らすのだとか。

「そう言っていただけるのは筆者としてうれしい限りなのですが、それは、読者が内心『もっと野心的に生きればよかった』と、人生を後悔していることでもありますよね。けれどもそういう気持ちはすごく大切で、心の中に大きなエネルギーがあるという証しだと思います」(林さん・以下同)

 野心の芽を見つける第一歩は「悔しい思いをすること」。これまで林さん自身、何度も悔し涙を流し、それを前進のエネルギーに変えてきた。

「まずは『なぜ自分はこんなに不幸なのか』『何で私は楽しくないのだろう』と、現状とちゃんと向き合うことが必要です。どうしたらいいかわからないなら、自分が何を求めているのか、そのためにはどうしたらいいのかを、一度紙に書き出してみてはどうでしょう。私自身は、きっと将来幸せになったときに読み返そうと、どん底生活の記録を日記につけ続けていました」

 もうひとつ具体的な「野心の火の付け方」として林さんが勧めるのが、フェイスブックを使う方法だ。

「たとえば過去の友達をフェイスブックで探ってみる。すると思わぬ出世をしている人が1人、2人いるはずです。きっと『あの人がなぜ』と、腹立たしく感じると思います。その気持ちを大切にすること。妬むというのはイヤな感情ですが、それをうまくプラスに変換していくのです」

 だが普通の主婦や、特別な技能が必要とされない仕事をしている女性は、どうやって「やるべきこと」を見つけたらいいのだろうか。

「中年以降の女性に勧めたいことが2つあります。ひとつはダイエット。何キロと目標を決めて、達成すると精神的に自信がつきます。もうひとつは、地域でもボランティアでもいいから、小さなグループのリーダーになること。あの人のところに行くとなんとなく気持ちが休まるとか、気軽に相談に乗ってもらえるとか、そんなふうに周りから頼られる人になるというのもいいじゃないですか」

 もちろん、すでにやりたいことや好きなことがある人は、すぐにやってみるべきだと林さんは言う。野心を追いかけるのに、いくつからでも遅すぎるということはない。

「昔の自分の夢に挑戦するのも素敵。子どものころバレリーナになりたかった中年女性がレオタード姿で踊っているなんて、とてもいいと思います。別にプロにならなくてもかまわないと思うのです。まずはやりたいと思ったことを、素直にやってみる。お菓子作りが得意な人は、それを究めてもいいし、ファッションが好きなら、冠婚葬祭の礼服アドバイスなども人に喜ばれそう」

 日本人女性の平均寿命は86歳。40代でも決して遅くはない。野心に目覚めることで、後半の人生が大きく変わっていくかもしれない。

「まず第一歩は『どうせ』『やっぱり』と言うのをやめて、『私にもできるんだ』ということをひとつひとつ確かめながら生きていく。その中で、気づくと何かに夢中になっていたという瞬間がきっと訪れます。野心の翼は、そこからどんどん広がっていくでしょう」

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