「いくらあっても使う…」鈴木Pが語る宮崎駿の“金遣い”

WEB女性自身 / 2013年12月6日 7時0分

 中山秀征(46)の対談連載『語り合いたい人』。今回は株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さん(65)だ。公開中の宮崎駿監督作品『風立ちぬ』ではプロデューサーを、最新作の高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』では企画を担当。両監督の裏側を、たっぷりじっくり話してくれた。

中山「鈴木さんはお2人と出会ってもう35年と。そもそもお2人とはどういう」

鈴木「僕はひょんなことからアニメーション雑誌の記者および編集者をやることになって、取材を通して2人と出会ったわけです。それで気がつくと、大げさに言えば毎日2人に会いに行くようになっていて。それでこの2人と何かをやっていこう、と決めたんですよ。だけど『風の谷のナウシカ』を作ったときは先のことなんて全く考えていませんでしたね」

中山「なんの青写真もなく」

鈴木「そう。行き当たりばったりです。映画を作っているときもね、これだけお金がかかったから宣伝を頑張ろうとか、常にそんな感じです。今回の『かぐや姫の物語』は製作期間8年、制作費50億円ですよ」

中山「これは相当頑張らないとペイできない制作費ですねぇ」

鈴木「本当は51.5億なんですよ。みっともないから切り捨てて50億。アハハ。いやあ、よく使ってくれましたよ」

中山「前に『お金を使うのも天才の証しだ』とおっしゃっていましたよね」

鈴木「あの2人はいくらあっても使う。でも、あれは感心するんですけどね、無駄なお金は使わないんですよ」

中山「意味があるお金なんですね。これを作るにはやむをえないんだ、と。プライベートでぜいたくするというのは?」

鈴木「一切なし!実に地味。ふだんあれだけ質素なのに、映画となると惜しみなくお金をかけるんですよねえ……。まあ、しょうがないですけどね」

中山「しょうがないって思えるその鈴木さんがいるからこそ、お2人も安心して作品作りに没頭できるんでしょうね」

鈴木「宮さんなんかひどいんですよ。みんなを集めて『これはすごくお金がかかる作品だ。でも、お金は鈴木さんが錬金術で何とかしてくれるだろう』って。アハハ」

中山「そんな中、『風立ちぬ』は興行収入が100億を超える大ヒットと聞きましたけど」

鈴木「おかげさまで120億くらいの大ヒットですけど、それでも赤字なんですよ(笑)。そこへ持ってきて制作費51.5億の『かぐや姫の物語』でしょ?今年はどこまで赤字ができるか。もう高みの見物ですよ」

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