北野武監督が指摘する日本映画界の汚いやり方とは?

WEB女性自身 / 2014年10月25日 23時0分

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「暴力映画ばっか撮っているのは客が入るから」とは、北野武監督(67)の言。

北野監督は、第27回東京国際映画祭で新設された革新的な映画人を表彰する『SAMURAI賞』の第一回受賞者に選ばれ、25日に都内で行われたトークショーに出席。若手監督たちに向け、日本映画界への持論を展開した。

まず、受賞について、「漫才大賞をもらって、映画の賞もらって、前科までもらったのは日本で俺しかいない。日本の芸能界の歴史、そして汚点そのものだよ。光栄に思っています」と北野節で喜びを表現した。

若手監督たちには「お金がなくても注目される作品を撮り続けること」とアドバイス。最近、人気小説や漫画の実写化が多いことについて「客が入るから。よく分からない台本にお金を出す勇気がある映画会社、配給会社がない」と分析し、「原作者不足というか、おもしろい脚本家も少なくなってきていると思います」と日本映画界が抱える問題を指摘した。

自身の作品についても「わけわかんない暴力映画ばっか撮っているのは客が入るから。エンターテインメントの商売としての妥協も必要だよね」と監督として持論を述べた。

特に北野監督は、日本アカデミー賞に疑問があるらしく、「最優秀賞は松竹、東映、東宝、ときどき日活の4社がほとんど。持ち回りなんだよ。アカデミー賞会員が選んだっていうけれど、そんなのいないじゃないか。こういう汚いことしていると日本の映画がダメになってしまう」と憤りと危機感を露わにした。

(撮影/江口明裕)

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