奥山佳恵 育児日記に綴られた「ダウン症の次男がくれた幸せ」

WEB女性自身 / 2014年10月31日 10時0分

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《「違うかもしれない」「違う気がする」直前までそう思っていた。けれど「違うかもが違った」。白い紙のタイトルにははっきりと「ダウン症候群」の文字が》

 次男・美良生くんのダウン症が判明したとき、女優・奥山佳恵(40)は育児日記にこう綴っていた。この日記は、美良生くんの誕生日11年9月28日から始まっている。今回、インタビューに答えてくれた彼女は、次男についてこう話し始めた。

「美良生は本当に可愛いんですよ。それは、美良生が生まれた瞬間からずっと変わらないんです。ダウン症のことはまだよくわからない。ただ私には、今、目の前にいる大好きな子と一緒にいたい気持ちしかなかったですね」

彼女が見せてくれた育児日記は、手書きの可愛らしいイラストが満載。そこには、母としての充実した日々が綴られていた。美良生くんの検査結果が出たのは、出産から1カ月後のことだった。

「言われた瞬間は目の前の景色から色が消えたように思いました。世界の色が消えたような……。真っ暗な山の入り口に立たされたような気持ちでした」と、その日の育児日記にはこう書かれている。

《すべてはここから。歩いたことのない、地図もない山へと向かいます。(中略)「みらいくんの幸せを一番に考える」こと、「みらい君はみらい君である」こと。このことを忘れずにいなくてはと靴ヒモをきつく結ぶ。道に迷わないようにしなくては》

 徐々に次男のダウン症を受け止めた奥山は、美良生くんが生まれた半年後となった自身の誕生日にブログで公表する。その日の育児日記には、彼女の決意が表れていた。

《いよいよ世界中の人々に、みらいくんのことを伝える。告知一時間前。私は静かにライライ(美良生くん)に離乳食をあげていた。つないだ指先に力がこもる。大丈夫、普通でいよう》

 ダウン症の子供はゆっくりと成長する。実年齢3歳の美良生くんだが、成長の程度は1歳から1歳半くらいだ。

「子供を育てるって、ついつい、あの子より足が遅いとか、漢字を覚えるのが遅いとか、よその子と比較しがちです。でも美良生は美良生のペースで生きているので、同い年の子と比較しようがない。比べないことが、親にとって、こんなに楽なんだなって思いました。その子のことだけを見ていればいい。そんな育児のシンプルなことや、家族の幸せを美良生から教わっています」

美良生くんは、よく食べ、よく笑い、いつも柔らかい笑顔で家族の中心にいる。

「この子たちには希望がいっぱい詰まっているんだなと思いましたし、私自身、勇気をもらいました。たった3年ですけど、最初に感じた絶望の何倍も楽しい日々が待っていました。遠い先々の不安や悩みよりも、今の美良生や空良の笑顔をひとつでも多く引き出して生活していきたいと思っています」

 ダウン症診断前、不安が滲む細かい文字がギッシリだったママの育児日記。今ではニコーっと笑う美良生くんや、家族の笑顔で埋め尽くされる幸せの絵日記に変わっている――。

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