楽なバイトのはずが…閉店で路頭に迷うキャバクラ嬢たち

女子SPA! / 2017年6月19日 15時47分

 OLや女子学生のバイトとしてもおなじみのキャバクラ。でも、キャバクラのような「接待飲食業」は減る一方で、2012年末~2016年末の間に約4000店が消えたという(警察庁生活安全局調べ)。

 今年初頭、大阪のとあるキャバクラが経営不振のため閉店した。突然の「閉店宣告」で路頭に迷った30人のキャバクラ嬢達はどこへ行ったのだろうか? 5月、閉店したキャバ嬢達の行方を追ってみた。

◆元お客にもらう小遣いで、ほそぼそと暮らす29歳

 まず話を聞いたのは、店で1番古株だったというユイさん(仮名・29歳)。

 大学の頃から地元のキャバクラでバイトをしていたというユイさんは、就職氷河期を経験し、卒業後もキャバクラを続ける道を選んだ。入店したのは7年前。皮肉なことに景気は少し回復しており、まだ22歳だったユイさんには高い時給が保証された。経験があったので売上げは順調に伸び、ナンバー入りも安定していた。時給は閉店まで下がることはなかったという。

「古株だったので、お客さんは持ってたほうだと思います。閉店して他の店に移ろうとしたけど、年齢のせいか今までと同じ時給は出なかったです。周りからは『30歳手前なんだから、キャバクラじゃなくてクラブへ行きなよ』と言われるけど、料金的にキャバクラのお客さんを引っ張れる自信もないし、同年代のホステスのヘルプにつくのも考えられないですね」

 閉店から3ヶ月、今はキャバ時代のわずかな貯金と、元客からもらうお小遣いで生活しているという。

「しばらく働かないでいたら、やる気なくしちゃって。お客さんと食事したり、たまにHして2万~5万円ほどもらっています。働いてる時は『店に呼んでなんぼ』だったし、枕とか噂が流れるのも嫌だったので考えられなかったですけど、辞めたらどうでもよくなりましたね。元同僚達には絶対言えませんけど…」

 今は、元同僚とはほとんど連絡を取っていないという。

「連絡が来ても『客を紹介してほしい』とか、『バースデーだからお客さん連れて飲みに来て』とか言われるので面倒臭くなっちゃいました。働いてる時は仲良くしてても、辞めたらこんなもんですよね。元々、夜の仕事以外で知り合いがいなかったものですから、今はお客さん以外とはほとんど連絡を取ってません」

 少し寂しそうに呟くユイさんに先行きを聞いてみた。

「先行きは不安ですが、今はまだ何もする気になれないんです。こんなことなら、早いうちに結婚して上がるか、クラブに移って水商売を極めれば良かったなと思います。一生、キャバ嬢続けられるわけがないのに、大して貯金もせずに働いていた私が悪いんですよね」

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