セックス中の声、男性が燃えるのは控えめ?激しめ?|性活コラム

女子SPA! / 2019年6月19日 15時47分

【AV男優・森林原人の性活コラム 第44回】

 知り合いの女性から聞いた話です。

 飲み会の席で、女友達が自身のセックス体験を赤裸々に話していたそうです。「演技で盛大に喘(あえ)いでたら、彼から『声おっきいね』と言われ『気持ちよかったから(照)』と答えて誤魔化した」と。

 女性読者の皆さんにも演技した経験が一度や二度ありませんか。それは相手の男性に対する気づかいだったり、不感症だと思われないための知恵だったりすることでしょう。

 ではそもそも、声の大きな女性と控えめな女性、男性が好きなのはどちらだと思いますか?

 質問を変えてもう一つ。男性が好きなのは、感じても感じなくても正直な反応か、嘘でも大袈裟でもいいからAVみたいなわかりやすい反応か、どちらだと思いますか?

 答えは、もちろんですが人それぞれです。だったら考える必要ないよ、となるところですが、人それぞれの好みを聞き出す方法だったり、比較的多くの男性にウケる反応だったりに興味ある女性は多いと思うので、僕なりの見解を伝えます。

◆ポイントはメリハリ

 まず男ウケがいいのは、派手で声が大きいだけの喘ぎ声よりも、はじめは押し殺したような吐息みたいなもので、次第に快感を我慢出来ずについポロリと溢れてしまうものになり、最終的にははじめからは想像もつかないような獣の雄叫び系で乱れまくる感じです。声の大きさにもトーンにもメリハリがあり、セックス中にしか見せてくれない意外な一面を表す喘ぎ方です。

 他には、「はじめチョロチョロ中パッパ、ジュウジュウ吹いたら火を引いて、ひと握りのわら燃やし、赤子泣いてもふた取るな」に則り、始めは控え目で、温まってきたら一気に燃え上がり、一度落ち着くも二度目の昂まりはものすごい勢いで、何が起きても正気に戻れないような喘ぎ声を好む方も多くいます。

 いずれも、一本調子ではなく飽きさせないというところに特徴があります。でもこれって、女性が勝手に調整するものではなく、相手の男性が的確にポイントを押さえ攻めることができた上でのお話です。当然、唾をパッと付けて3こすり半ですぐ終わってしまうようなセックスでは不可能なわけです。

 また難しいのは、女性が盛り上がった声を出すと、それにつられて男性も高まってしまい、女性のピークを見届けることなく男が先に果ててしまうことが多々あることです。女性が「イキそう!」と発したら一気に射精の波がこみ上げてきて、「イク!」を待てずに先に「イッちゃう」なんていうのはAV男優にもよくあることです。

 だったら、声を出さない方が長持ちするのかというと一概にそうとはならず、お葬式のようにシーンとしていたり、蚊の鳴くような声でしか喘がないと、ダッチワイフとしているみたいな錯覚を覚え中折れしたり、二度としたくないと思ってしまいます。

◆声は2つの要素から成り立つ

 声って、実は顔の表情よりも真実を伝えます。ある実験では、表情を見ながら話をした場合と、表情を見ずに声だけで話をした場合、どちらが嘘を見抜けるのかというと、表情を見ない方という結果が出ています。声が大きくても演技だと、表情が加わなければすぐに見破られるのです。

 声として発せられる言葉は、2つの要素から成り立っています。情報と感情です。赤ちゃんの時は感情だけの言葉で、大人になると感情を排除して情報としての言葉でやりとりをするようになりがちです。理想の喘ぎ声は、情報よりも感情の比率が多いものです。だって、情報のやり取りはビジネスですが、感情のやり取りになれば心に届き、感動出来るし、愛になることもあります。

 冒頭の女性は、声の大きさで感じていると思わせるために情報を伝えようとしました。だから、「声大きいね」と指摘されます。気持ちよくて声が大きくなった時は、その声には感情がのっていますから、おそらく「気持ちいいの?」とか「エッチだね」とか「俺、もうダメぇ」となります。

 これは音叉(おんさ)の法則に似ています。情報から成る言葉を発すれば思考の次元なので思考の次元の反応が返ってきます。感情の言葉は感情に働きかけ心が動きますから、より内面的なところでのやり取りになります。セックスの最中だけでなく、日常でもそうです。喧嘩している時に、感情的な言葉には感情的な言葉が返ってきやすいし、片方が感情的になっているのにもう片方が冷静だと響かないから余計怒りが募る。

◆素の自分を見せられる関係を築こう

 感情的になることは、多くの場面で良くないことだと思われていますが、感情を排除したやり取りって味気ないんです。少なくともセックスする時は、体も心もパンツを脱いで、裸の言葉を伝えたり受け取れると肉体的快感も増しますし、精神的にも繋がれた気になれます。

 自分の中から溢れてきた感情を声にのせ、こみ上げてきた感覚を開放し、声でも絡み合って欲しいです。濡れた声、というのがあるのですが、これを演技でされたら、まず男には見抜けません。そこまで演技力を磨けってことじゃなく、自分に素直になれるように自分を信じ、素の自分を見せられる相手との関係性を普段から築いておけば、自然と喘ぎ声は相手の喜ぶものになるはずです。

 これ、男女逆でも同様で、男性も喘ぐべきなんです。喘ぐまでいかなくても、最低でも感じていることが伝わる感情の言葉を発しないと、女性は虚しくなります。相手の前に自分に気を使ってくださいね。

<文/森林原人>

【性活相談者を募集!】

森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。

※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。

【森林原人】

1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に「イケるSEX」(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とオンラインサロン「森林公園」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング