元彼と復縁ラブのはずなのに…ストーカー扱いされた女性のてん末

女子SPA! / 2019年6月28日 15時47分

 現在の恋がうまくいかないときや、恋愛がごぶさたな時、ふと顔をもたげてくるのが昔の恋人との復縁したい願望。

 実際に元カレと復縁しようとした女性に話を聞いてみました。

◆元カレと結婚式を挙げる夢を見てから気になって…

 保田美加子さん(仮名・27歳・派遣社員)は、ここ2年程、彼氏がいません。友達からの合コン的な食事会の誘いには、積極的に参加するようにしているのですが…なかなか上手くいかなかきません。そんな独りに慣れてきてしまったある晩に、美加子さんは夢を見たそう。

「それが2年前に別れた元カレ(Aさん・31歳・会社員)と結婚式を挙げている夢なのですが、まるで現実のように生々しくて…とても幸せな気持ちで目が覚めたんですよ」

 それからAさんの事が気になり始めた美加子さん。

「別れた時に、AとのLINEもメールも全部消してしまったのですが…なんとなくInstagramのアカウント名を覚えていたので検索してみたら、仕事仲間との飲み会の写真が数時間前にアップされたばっかりでした」

 元気そうなAさんの写真を見て、嬉しくなった美加子さんは思わずダイレクトメッセージを送ってしまったそう。

◆久しぶりに会った元カレと盛り上がりキス

「すると、すぐに『僕も最近、美加子の事思い出してたんだ』と返事がきて…やだ、これって以心伝心? やっぱりAが運命の人なのかもとドキドキしました」

 久しぶりにAさんとの再会を果たすと、懐かしい話に花が咲いて大変盛り上がりました。

「楽しくて、終電ギリギリまで飲んでしまい…早足で駅に向かっている途中でAがいきなりキスしてきたんですよ。あ、これはこのまま復縁して勢いで結婚だな…そしてあの夢が正夢になるに違いないと思ったんです」

 翌日も、その次の日も美加子さんの部屋に遊びにきたAさん。もうすっかり復縁した気でいたのですが…。

「私がAの部屋に行きたいと言うとはぐらかしてくるので、おかしいと思い…帰るAをつけて行ったんですよ」

 慎重に後を追っていくと、あるマンションに入っていったAさん。

「すると、すぐにラフな格好に着替えたAが女と手をつないで出てきたんですよ! どういう事? と頭に血が上ってしまって」

 ガシッと後ろからAさんの肩をつかみ「この女誰なの?」と詰め寄るよると…。

◆婚約していた彼

「もうAはしどろもどろだし、手をつないでいた女からは『はぁ? 私はAの婚約者で、このマンションで一緒に暮らしているんですけど』と言われるし、もう何が何やらって感じで」

 怒りよりも、驚き過ぎて腰が抜けそうになった美加子さん。

「信じられなくてAに『嘘でしょ? 私と復縁したよね?』とたずねたら『いや、あの…来年この子と結婚するんで』と消え入りそうな声で言われて…」

 頭が混乱した美加子さんは、思わずその場を走り去りました。

「ヤケになり缶ビールを飲みつつ、泣きながら家に帰ったら…Aから『さっきはごめんね』とメールがきたので『私の事だましたの? もう死にたい』と返信して、そのまま寝ちゃったんですよ」

 朝になり目を覚ますと、Aさんから返信がない事に心底ムカついた美加子さん。

「もし、このまま私が死んだらどうする気なんだよと思いません? とりあえず、メール読んだら慌ててウチに安否確認に来いよって感じです。私の事だましたくせに…」

◆「おい、ストーカー!通報するぞ!あっちへ行け!」

 その後、何通かAさんにメールを送りましたが返信が無いため、またAさんのマンション付近で待ち伏せする美加子さん。

「もう一度会ってちゃんと話そうと思っていただけなのに、私の姿を見た途端にAは走って逃げていったんですよ」

 頭にきた美加子さんが、走って追いかけると…。

「Aに走りながら『おい、ストーカー! 通報するぞ! あっちへ行け!』と怒鳴られて…酷くないですか? さんざん気を持たせておいて」

 悲しくなってしまった美加子さんは、泣きながら引き返して家に帰ったそう。

「私はストーキングしてる気なんてまるで無くて、どちらかというとAに復縁を匂わせられて、弄(もてあそ)ばれた被害者だと思っているのですが…」

 これ以上Aさんに付きまとい、警察沙汰になるのはご免なので…もうあきらめる事にしたという美加子さん。

「まだ釈然としませんが、きっとこのまま周りが見えなくなって突っ走ると、本当のストーカーになっちゃうんだろうな、と自分にブレーキがかかったので」

「はやくAの事なんて忘れたいのですが、いまだに思い出してムカムカする時がありますね…」とため息をつく美加子さんなのでした。

―シリーズ「恋に狂ったワタシ」―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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