不倫・離婚で、すべて失った女性の貧困生活。「スタバももう行けない」

女子SPA! / 2019年7月4日 8時47分

写真はイメージです(以下同じ)

 不倫をして世間から厳しい評価を受けるのは、何も有名人に限りません。職場の男性とのW不倫の末離婚にいたった長谷部由里さん(仮名・33歳・派遣)は、周囲にひどい冷遇をされ、じり貧と孤独に耐え忍ぶ日々を送っているといいます。

「不倫のきっかけは、多忙な夫とのすれ違い。セックスレスも続いていて寂しくて、もともと好みのタイプだった同僚と酔った勢いで体の関係を持ってしまったんです。その一夜でお互いすっかりハマってしまって、仕事終わりにこっそり待ち合わせて逢瀬を重ねるように。相手も既婚者だったのですが、『いつかお互い離婚して再婚しよう』と誓い合うほど燃え上がってしまったんです」

◆喧嘩の弾みで不倫を暴露

 そんなある日、家庭のことに無関心な夫に対し長谷部さんが文句を言ったことがきっかけで、大喧嘩に発展。勢いで夫に不倫を暴露してしまったとか。

「『アンタなんかいなくても私は幸せになれるんだから!』って気持ちになって、つい……。夫はもちろん激怒し、その場で私のスマホから不倫相手に電話。後日話し合いをし、不倫相手と私とで夫に慰謝料を払ったうえで離婚することになりました」

 慰謝料は苦しかったけれど、「これで不倫相手と一緒になれる」という喜びもあったという長谷部さん。しかし……。

「不倫相手は私が夫に不倫を暴露したことに対し、『ケンカして暴露するなんて子どものやり方だ』とかなりドン引きしていて。関係がギクシャクしてしまい、『いったん距離を置こう』とフラれてしまいました。いま思えば、不倫→離婚の現実を突きつけられ熱が冷め、自分は離婚したくないと思い直したのかもしれませんね」

 離婚で精神的に疲れていたこともあり、不倫相手を繋ぎとめる気力もなかったという長谷部さん。想定外に一人ぼっちになってしまいました。

◆社内にも不倫はバレていたようで……

「しかも、社内に私たちの不倫に気づいていた人がいたようで、『長谷部さんの離婚原因は不倫のせい』とひそかに噂になっていて……。居づらくなり辞表を提出したのですが、噂は上司や人事の耳にも入っていたようで、だーれも引きとめてくれませんでした」

 むなしさを感じつつ、生活のためすぐに再就職活動を始めた長谷部さん。ところが、思うように再就職先が決まりません。

「前の会社の勤続年数が短かったうえ一身上の都合で妙な時期に退社しているので、条件のいい会社になかなか入れなくて。慰謝料と引っ越し代で貯金は消えたしウダウダしてる時間はないので、ひとまず派遣登録して受付事務として働き始めました」

 しかし、正社員時代と比べて給料は激減。ひもじい生活を余儀なくされてしまいます。

◆服もスタバも買えない生活に

「離婚して半年経ちますが、新しい服はいっさい買っていません。手持ちの服でなるべく持ちこたえたいので、流行りが激変しないことを祈るばかりです。食事も、以前は毎日のように外でランチをしていましたが、いまは手作りのおにぎりを持参。また、以前は毎朝スタバでカフェラテを買って出勤するのが楽しみだったけど、いまはインスタントコーヒー入りの水筒をこれまた持参。味気ないですよ」

 これまでの暮らしとのギャップが辛く、家賃を浮かせるため実家に戻ることも考えたそうですが……。

「離婚理由に激怒している両親に、『迷惑だから帰ってくるな』と言われてしまって。なんでも、近所に住む姉夫婦家の甥っ子が中学受験を控えており、祖父母宅である私の実家で受験勉強をしていることが多いらしく、『アンタがいたら邪魔だし教育上よくないから』と。不倫娘など有害図書扱いですよ……」

◆同級生のLINEグループに自分だけ入れてもらえず

 せめて友人と遊んで憂さ晴らしをしたいと思うも、仲のいい友人は不倫に批判的な既婚者ばかり。

「離婚後に友人と集まったときに現状を愚痴ったら、『自業自得じゃん』と冷たくされたので愚痴るのはやめたのですが、いまも冷たいままで。というより、明らかにハブられてるんですよね。こちらの誘いはなんだかんだ理由をつけてみんなで断ってくるし、先日は高校の同窓生でつくったグループLINEに私だけ招待されていないことが発覚して……。友人のSNSを見ていてわかったんですが、ショックでした」

 仕事を失い、親や友人との関係性も壊れ……。不倫により支払うことになった代償の大きさに、驚いているという長谷部さん。

「確かに不倫をした私が悪かったですが、ここまで手のひら返されるとは。周囲のあまりの冷たさに『アンタらに直接何か迷惑かけたか!?』と言いたくなってきます……」

 いや、確かに直接迷惑は掛けていませんが……。不倫は双方のパートナーを傷つけるだけでなく、世間を敵に回すと心得ておいたほうがよさそうです。

―シリーズ 貧困の沼、転落の淵―

<文/持丸千乃>

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