「妻がなぜ家事で忙しいのかわからない」家事ディス夫たちのあり得ない言い分

女子SPA! / 2019年9月27日 8時46分

写真はイメージです(以下同じ)

 先日、株式会社ZOZOの執行役員である田端信太郎氏(44)がツイッターにて、夫人の不在中に自身で家事をしたことを報告。子供が3人いる状況で1日の家事が1時間で終わったとして、「子供のいる女性の家事が平日1日8時間って何やってるの?」とツイートし、議論を巻き起こしました。

「家事は時間をかけて丁寧におこなうべき、という考えに対して問題提起をしてくれている」「手際よく家事をこなせることは素晴らしい」と賛成意見が寄せられる一方で、「子供がいると、家事を中断せざるを得ない状況が出てくるから、1時間じゃ無理」「妻が不在中の間だけ、1時間のやっつけ家事をすることは可能でも、365日は無理」と否定的な意見も寄せられました。

 1時間で家事は終わらせられるのか?という問題もさることながら、「キャラ弁でも作ってるの?」と締めた田端氏のツイートに対しては「丁寧に家事をしている女性を無駄にディスっている」「8時間かけて家事だけでなく育児もやっている女性を無能呼ばわり」と、挑発的な物言いに不快感を示した人もいたようです。

 実際、家事や育児などをする女性に対して、何かと文句をつける男性がいるのは事実のようです。そこで今回は、妻がおこなう家事にケチをつけ見下す“家事ディス夫”について、妻サイド・夫サイドの双方から話を聞いてきました。

◆「育休中でしょ?」が決め台詞の家事ディス夫

 都内の金融機関に勤める真由さん(36)は、家事ディス夫のことで日々ストレスをためています。

 真由さんには4歳と1歳の子供がおり、現在は育児休業中とのこと。

「夫の口調が穏やかなので、大きな喧嘩にはなりませんが、家事のことでひんぱんにディスられてますね。ストレスがたまる一方です」

 どのようなことで、夫に家事をディスられているのでしょうか。

「先日は、部屋が散らかりすぎと言われました。子供がまだ小さいので、ベビー用品やおもちゃで物がどんどん増えていくんです。片付けてもすぐに散らかるしで綺麗になりません。

 でも、夫はそれが気にくわないらしく『掃除くらいちゃんとして』と言われました」

 小さい子供がいれば、部屋が散らかるのは当然でしょう。真由さんは反論をしないのでしょうか。

「反論はします。けど、なにを言っても最終的には『そのための育休でしょ?』って返されるんですよね。仕事を休んで1日中家にいるんだからできて当然、っていう考えだと思います。」

◆週末限定の家事で「俺はできる」と言いきる夫

 真由さんによれば、夫は育児や家事をわりとやっているとのことです。

「週末は食事を作ってくれますし、子供をお風呂に入れてくれます。でも、料理は週末限定なので自由に食材を買って自由に調理をしています。

 おかげで、月曜の朝に食材は残っていないし、キッチンも派手に汚すので私が掃除をしています。やってくれるだけマシなので文句は言いませんけど」

 家計や栄養を考慮して食材を調達したり、こびりついた汚れを掃除したり、ゴミ袋やスポンジを変えるなどの、細かい作業はすべて真由さんが担っているようです。

「週末しか家事をやらないから、毎日の細かい作業にどれだけ時間がかかるかわかってないんですよね。でも、『俺は家事ができている』という自負があるせいで、堂々と『片付けくらいなんでできないの?』ってディスってくるんだと思います」

 真由さんの愚痴はとまりません。

◆ルンバも食洗機も乾燥機もあるのに、なぜ忙しいのかわからない

 一方で妻の家事に物申す、家事ディス夫は何を考えてこのような発言をしているのでしょうか。

 家事、育児のことで妻とよく喧嘩をするという正文さん(37)に話を聞きました。正文さんも時間があるときは家事、育児を積極的にしているそうです。

「バカにするとか、ディスっているわけじゃないんですよ。ただ、純粋になんでそんなに家事に時間がかかっているのかわからないんですよね。時間がかかっているわりにはできてないことが多いし。

 うちにはルンバも食洗機も洗濯乾燥機もあるんですよ。料理だって、クオリティの高いものを求めているわけじゃありません」

 正文さんは、本当にわからない、という顔で話をしてくれました。

「仕事は効率を考えてやりかたを改善していきますよね。でも、家事に関しては効率っていう考えが妻にはないんじゃないかって思っちゃうんですよね。それで『忙しい』って言われても……。だからつい口出しをしてしまうんです」

◆すべての家事を工程ごとに細かく洗い出し説明してみては?

 真由さんの夫や正文さんのように、毎日家事ができない場合、日々の細かい作業に気付くのは難しいかもしれません。しかし、「なんでできないの?」と夫が妻をディスり、妻も「あなたはなにもわかってない」と夫を責めても何も始まりません。

 このような場合、一度すべての家事を工程ごとに細かく洗い出して、夫にきちんと説明をする必要があるでしょう。家事ディス夫は、妻が思っている以上に家事・育児のことを「わかってない」し「わかったつもり」でいる場合があるからです。

“家事をディスる”こと自体に問題はありますが、真由さんと正文さんの話を聞いて、日々の生活の中で都度コミュニケーションをとることの大切さを改めて感じました。

<文/瀧戸詠未>

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