老化を防ぐ美肌入浴法。6ヶ所をリンパマッサージしよう│医師に聞く

女子SPA! / 2019年10月1日 8時46分

写真はイメージです(以下同)

 アラフォー肌のケア法について学ぶ本特集。前回に続き今回も、NGケア法を皮膚科医でウォブクリニック中目黒の総院長、高瀬聡子先生に、お話を伺いました(以下、コメントは全て高瀬先生)。

◆週末だけでも湯船に浸かろう

「シャワーのみの入浴生活は老化のもとです。湯船に浸かって体温が37℃以上になると、体内で傷んだ細胞の修復作用をもつ『ヒートショックプロテイン』が増えます。結果、免疫力や肌の若さを保つ効果が期待できますが、シャワーでは体温が上がらず、この効果は得られないからです。

 アラフォー世代は忙しく働き、自分に時間を使えない人も多いかもしれません。夜はシャワーだけで寝てしまう日もあると思いますが、せめて最低でも週末ぐらいは、ご自身の体と肌のためにゆっくりと湯船に浸かる時間を確保してあげていただきたいです。

 長時間、入浴する必要はありません。半身浴であれば約20分浸かると、じんわりと汗をかくことができると思います。汗をかくと体全体の代謝がよくなる=肌の代謝もよくなります。肌の代謝がよくなると、加齢とともに周期が長くなるターンオーバー(肌が自ら新陳代謝できる能力)が、理想的な28日周期に近づきやすくなります」

◆入浴中はリンパマッサージがおすすめ

 肌をより美しくしたいのであれば、湯船に入っている最中にリンパマッサージをすることも効果的とのことです。

「主に以下6ヶ所を各10回ずつ流しましょう。ポイントは、肌表面への優しい刺激で、スムーズな流れを取り戻せるのがリンパの特徴なので、力を入れないこと。必ず体の末端から心臓に向かってさすることの2点です。

1. 頸部(けいぶ)リンパ節

首の側面にあるリンパです。頭や首のリンパが最終的に集まる場所です。さすることで顔のむくみや、むくみによる二重あごの解消が期待できます。ただし、首は全身の体調にかかわる自律神経と深く関係しているため、外部からの刺激が体全体に影響を及ぼすことがあります。左右同時に行わず片方ずつ、顔から首へ向かって流しましょう。

2. 鎖骨リンパ節

鎖骨の上のくぼみあたりに位置するリンパです。体内の大半のリンパ液が最終的に流れ込むため、全身のリンパの流れを円滑にし、老廃物を排出してくれます。首下にある一番太い鎖骨部分を人差し指と中指で持ち、肩先に向かってさすります。

3. 腋窩(えきか)リンパ節

両脇の下のくぼみにあるリンパ節です。腕、胸、背中からリンパが集まり、滞ると二の腕のたるみやむくみ、バストの下垂につながります。手首から腋窩へ向かって流しましょう。

4. 腹部リンパ節

おへその中心に集まっているリンパです。滞ると便秘や冷え、お腹や腰まわりのむくみ、月経不順の原因に。時計回りにゆっくりとなでていきましょう。

5. 鼠径(そけい)リンパ節

太もものつけ根にあるリンパです。座り続けたり立ち続けたりすることの影響が出やすいヶ所で、滞ると脚やヒップのむくみ、冷えにつながる原因になります。下から心臓に向かってさすってください。

6. 膝窩(しっか)リンパ節

膝の裏側にあるリンパです。滞るとくるぶしや足首がむくみます。力を入れずにもんであげましょう。

 湯船に浸かって全身の肌体温を上げつつリンパの流れをよくすると、肌の代謝も上がり『ヒートショックプロテイン』効果を高められます。年齢を重ねるとともに筋肉量が落ちてくると、重力の影響でリンパや静脈や血液が下に落ちやすくなり、老廃物がたまって肌トラブルの原因になるので、アラフォー世代はぜひ取り入れていただきたいです」

◆セルライトは“もみ出す”べし!

 では、「ぜい肉をもんだら痩せる」というのは本当か聞いてみました。

「本当です。セルライトとは、冷えや代謝の低下によって皮下脂肪の周辺に水分がたまったり、コラーゲン線維が固くなったりしてできるもの。代謝を促して脂肪を減らしたり、たまった水分を流せば目立たなくなるので、“もみ出し”は有効です。ぜひ、毎日行ってください」

 足首まわりがむくみやすく、“ゾウ足”になりがちだった脚がコンプレックスの筆者は、ふくらはぎを足首から膝窩まで、内側から外側へ湯船に浸かるたびもみ出し続けています。ライターという職業の性質上脚がむくみやすいのですが数週間、週に3回ほど続けてみたところ、「脚が軽くなった!」と効果を実感しました。

 今はウエストまわりのぜい肉のもみ出しも行っています。6ヶ所のリンパマッサージともみ出しで10分程度は経過してしまうため、「湯船に浸かっている時間にやることがない」という人にもお勧めです。続けることで化粧ノリもよくなってきているようなので、試してみてはいかがでしょうか。

【髙瀬聡子(たかせ・あきこ)】

皮膚科医。東京・中目黒にある美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」総院長。「高機能・高実感」と「ラグジュアリー・クオリティ」を同時に叶える化粧品「アンプルール」の研究開発も行う。雑誌、テレビ出演などさまざまな分野で活躍中。著書は『「ゆる美容事典」 「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる』(講談社)、『気になるパーツのスキンケア2週間速攻メソッド』(宝島社)、『「いちばんわかるスキンケアの教科書」~健康な肌のための新常識~』(講談社、予防医療コンサルタント・細川モモ氏と共著)などがある。

<文/内埜さくら>

【内埜さくら】

恋愛ライター。これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『バラいろダンディ』『5時に夢中!』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

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