巨人・鈴木コーチのW不倫“重婚写真”報道。不倫でウェディング写真を撮る心理って?

女子SPA! / 2019年10月18日 8時47分

写真はイメージです(以下同じ)

『週刊新潮』(10月17日発売号)が報じた、読売ジャイアンツの鈴木尚広コーチのダブル不倫が話題になっています。

 妻との間に現在中学生の息子がおり、現役選手時代の2010年度ベストファーザー賞in「プロ野球部門」に選出された鈴木コーチでしたが、『週刊新潮』(2018年11月22日号)の報道によれば、離婚協議が始まった2013年に、口論のあげく妻の「顎(あご)を掴んで振り回した上に唾を吐きかけ」パトカーを呼ぶ騒ぎに。2016年に選手引退の折に東京ドームで開催されたセレモニーには妻も一人息子も招待すらしなかったようです。

 離婚協議は難航し、現在は離婚訴訟中の鈴木コーチですが、蝶ネクタイにタキシード姿でウェディングドレスを着た不倫相手の一般女性と窓辺や並木道でにこやかにポーズをとってウェディング写真を撮影しているのには驚きあきれた人も多いようで、「重婚写真」がツイッターのトレンドワードに入りました。

 男女関係や不倫事情を長年取材し、『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが、不倫なのに結婚写真をとりたがる心理を分析します。(以下、亀山さんの寄稿)

◆「重婚写真」をとりたがる不倫カップルたち。中川俊直・元経産政務官も

 7年ぶりにプロ野球日本シリーズに進出することが決まったジャイアンツ。その喜びの陰で、鈴木尚広コーチが突然の辞任を発表した。その理由は、なんとダブル不倫。「重婚写真」まであるというスキャンダルが飛び出したのだ。

 彼はもともと「女好き」と言われていたらしいが、今回の相手は元アナウンサーの一般女性。医師との間にふたりの子もいる。鈴木コーチは結婚して16年たつが、子どもが生まれて9年後の2013年には離婚調停が始まった。家庭に関心がなくなったのは、どうやら彼女と出会ってかららしい。

 すでに別居も久しいのだが、それにしてもダブル不倫。なのに、タキシードとウエディングドレスで写真におさまるのが不思議といえば不思議だ。

 鈴木コーチは41歳、相手の女性は年上だという。互いに不惑の年齢を超えて惑っているのだろうか。

 だが、こうしたケース、前にも聞いたことがあるではないか。つい2年半前、中川俊直・元経産政務官である。相手の女性は独身ではあったが、ハワイで彼女の求めに応じて結婚式を挙げている。このふたりも40代後半。惑ってしまったのだ。

 今回鈴木コーチの一件はどうやら彼のほうが彼女に惚れ込んでいた様子ではあるが、もちろん彼女が拒絶せずにウエディングドレスで写真を撮っているからには同意したからだろう。それぞれ、実際には立派な結婚式をすでに経験済みのはずなのに、婚外結婚式をおこなうのはどんな心理なのだろう。

◆「結婚」という枠におさまりたい潜在意識

 自らもダブル不倫をし、結婚写真を撮ったことがある知人女性がいる。彼女も40代。

「結婚して17年ほどたっていて、夫との間はもう男女というより同居人みたいなもの。夫は私がとりあえず家におさまっていれば文句は言わない。だけど出張も多いから、その間、子どもは実母に見てもらって私はいくらでも息抜きができるんです」

 そんな家庭生活の中で、ある男性と出会った。自分を女として見てくれ、ぐいぐい積極的に口説いてくれる彼が新鮮だったという。

「家庭というベースがあって、その上で恋をする。これが楽しかったんです、最初は。だけどお互いにどんどん好きになっていくと、どうして一緒にいられないのだろう、どうして別々に帰らなければいけないんだろうとせつない気持ちになっていくんです」

 せめてもの約束がほしい、ふたりは永遠に一緒なのだという証がほしい。そんな気持ちになっていった彼女は、自分の気持ちを彼に伝えた。彼も言った。

「オレたち、運命の出会いだったんだよ」

 好きだから一緒にいたい、好きだから将来も一緒なのだという証がほしい。始まった当初は、「婚外恋愛」だけでよかったはず。離婚して再婚しようという生々しい話も出ていなかったのだ。恋愛を恋愛としてまっとうするのが「不倫」の醍醐味でもあるのだから。

 しかし、中にはそうは割り切れない人たちもいるということだろう。恋愛だからこそお互いの愛情だけでいいと思っていた気持ちが変わっていき、もっと一緒にいたい、自分だけを見てほしいと望むようになる。

 その行き着く先は、届けを出すかどうかはともかくとして、「結婚」という枠なのだろう。その枠に、この組み合わせでおさまりたい。そんな潜在意識があるのではないだろうか。

◆「式も届も出せないのだから写真だけでも…」

 その写真を撮った女性は、「その瞬間はノリみたいなものだった」と言う。立派な写真館の前を通ったとき、彼と結婚写真を撮りたくなった。潜在意識として、結婚したい、ずっと一緒にいたいという気持ちがあるからだろう。

「写真館に入ったら、衣装もありますよと言われて。見ているうちに、式も届も出せないのだから写真だけでも……とふたりとも気持ちが盛り上がっちゃって」

 かくして神妙な重婚写真ができあがったのだという。ふたりだけの秘密にしておけばバレることはない。

 ふたりは今もつきあっている。2年たつが、今もお互いを心から必要としているという。写真はふたりのスマホの中と、彼女のドレッサーの奥深くにしまわれた鍵付き日記に紙焼きにして挟んである。

 周りから見たら、「いい年してバカなことをして」と思われるだろう。だが、「いい年だからこそ分別をなくすこともある。そうでもしないとせつなくてたまらない」ということも世の中にはある。ダブル不倫を擁護するつもりはないが、恋する男女は、往々にして「バカなこと」をしてしまうものなのではないだろうか。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数

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